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デクセリアルズ、鹿沼事業所第2工場に新棟竣工 異方性導電膜の生産を開始

デクセリアルズ株式会社は、鹿沼事業所第2工場新エリアにおける新棟(101号館)が竣工し、異方性導電膜(ACF)の生産を開始することを発表した。今回の投資は、中期経営計画2028「進化の実現」で掲げる製造機能の強化を推進する施策の一つとなる。生産キャパシティ拡大と生産性向上を実現する基盤を構築し、将来の需要拡大や事業環境の変化に対応できる体制を強化する。

新棟建設の背景と異方性導電膜(ACF)の展開

同社の異方性導電膜(ACF)は、ノートPCやスマートフォン、車載をはじめとするディスプレイ向けで、株式会社富士キメラ総研発行「2026ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」による大型および中小型ディスプレイ向け ACFの合計の2025年の金額シェアにおいて世界シェアNo.1を獲得している。ディスプレイの高精細化や実装の高密度化、車載ディスプレイや新たな接続領域への展開に伴い、市場拡大と技術的ニーズの高まりが見込まれている。

同社はお客さまへの安定供給を支える生産基盤の強化を目的として、2023年2月に第2工場の拡張用地を取得し、2024年9月より建設を進めてきた。

3つのコンセプトに基づく次世代生産基盤

完成した新棟では「サステナブル」「スマートファクトリー」「ヘルス&ウェルビーイング」をコンセプトに掲げている。

サステナブルの面では、省エネルギー・創エネルギー設備の導入に加え、事業継続性の向上を目的としたBCP対策を推進する。コージェネレーションシステムを導入したほか、耐震性能の強化、高床設計、側雷保護設備を採用し、地震・浸水・雷などの自然災害リスクへの対策を講じた。

スマートファクトリーの面では、自動搬送ロボットや自動倉庫などの設備を導入して人と機械が協働する生産体制を構築する。ACFの生産キャパシティを既存比約1.5倍に拡大するとともに、工程の効率化と品質向上を推進し、一人当たりの生産性を2倍以上へ向上させることを目指す。

ヘルス&ウェルビーイングの面では、リフレッシュルームや約700メートルのウォーキングコース、緑地空間を整備したほか、太陽光発電設備の導入やEVバスの採用などを通じた環境負荷低減にも取り組む。

鹿沼事業所第2工場新棟の施設概要

新棟の概要は以下の通りである。

  • 所在地:栃木県鹿沼市さつき町12-3
  • 新エリア敷地面積:71,000㎡
  • 新棟(3階建て)延べ床面積:24,145㎡
  • 新棟着工日:2024年9月17日
  • 新棟生産品目:異方性導電膜(ACF)

デクセリアルズ株式会社は、電子部品、接合材料、光学材料などの開発・製造・販売を手掛ける機能性材料メーカーで、代表取締役社長は新家 由久が務める。本社・栃木事業所は栃木県下野市下坪山1724、本社・東京オフィスは東京都中央区京橋1-6-1 三井住友海上テプコビル9Fに所在し、設立は2012年6月20日である。

本記事はデクセリアルズ株式会社の発表をもとに作成しました。

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