リーフラス、カナダのA TO SPORTSの全株式取得へ 初の北米事業拠点
子ども向けスポーツスクール事業などを手掛けるリーフラス株式会社は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州ビクトリアを拠点に子ども向けサッカースクール事業を展開するA TO SPORTS INC.の発行済株式の全部を取得するため、同社の全株式を保有する株式会社Atoとの間で株式譲渡契約を締結した。株式取得の実行後、A TO SPORTS INC.は同社グループに加わり、同社初の北米事業拠点となる予定である。全国47都道府県で培ってきたスポーツ教育や指導者育成などの知見と、現地で築かれた運営ノウハウを融合し、持続的な海外成長モデルの構築を目指すとしている。
北米進出の背景とカナダ市場を選定した要因
リーフラス株式会社は、2025年10月の米国Nasdaq上場を契機として、日本国内で展開してきたスポーツ教育事業の海外展開を重要な成長戦略の一つに位置づけている。創業以来、礼儀や協調性、自立心、課題解決力といった「非認知能力」を育む独自の指導方針を展開してきた。
進出先としてカナダを選定した理由として、同社はサッカー市場の成長性や子育て世代が増加する地域特性、スポーツ教育との親和性などを挙げている。カナダではサッカーが国内最大規模の参加型スポーツとなっており、2026年のFIFAワールドカップ開催を契機に関心と参加機運の高まりが見込まれている。また、A TO SPORTS INC.が事業を展開するビクトリア都市圏のラングフォード市は、2016年から2021年にかけて人口が31.8%増加している。さらに、生涯にわたる身体活動につなげる「フィジカルリテラシー」の考え方が推進されている点も、同社の教育理念と親和性が高いとしている。
現地基盤との融合と今後の成長戦略
A TO SPORTS INC.は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州ビクトリアを拠点に子ども向けサッカースクール事業を展開している。代表の高尾真人氏は、Jリーグクラブのフロント業務に携わった経験を持ち、カナダでMBAおよび永住権を取得した後に現地で事業基盤を築いてきた。
株式取得の実行後は、既存事業と地域に根差した運営を尊重しながら、以下の取り組みを段階的に進める方針である。
- 指導者育成・研修体系の導入
- 安全・品質管理体制の強化
- スクール運営と会員サービスの高度化
- 現地ニーズに即した教育プログラムの共同開発
- 事業機会を精査した上での拠点・競技種目の拡大検討
株式譲渡契約の概要
今回の株式譲渡契約に関する概要は以下の通りである。
- 対象会社:A TO SPORTS INC.(所在地:カナダ・ブリティッシュコロンビア州ビクトリア、事業内容:子ども向けサッカースクール事業、代表者:高尾 真人)
- 株式譲渡人:株式会社Ato
- 取引スキーム:A TO SPORTS INC.の発行済株式100株(全株式)の取得
- 株式譲渡契約締結日:2026年9月16日
- 株式取得実行日:2027年1月1日(予定。売主および買主が別途合意した場合は当該合意日)
同社は、株式譲渡契約に定める前提条件の充足または放棄を経て株式取得を実行し、グループ加入に向けた手続を進める予定としている。
本記事はリーフラス株式会社の発表(市場データ出典:Canada Soccer 2026年1月29日公表、FIFA 2026年7月20日公表、Statistics Canada「2021 Census of Population」、Government of Canada「Canadian Sport Policy 2025–2035」)をもとに作成。
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