unerryと技研トラステムが連携 PASSER-MARKETINGで顧客行動可視化
株式会社unerryは、リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」と、技研トラステム株式会社が提供する商業施設向けマーケティング支援サービス「PASSER-MARKETING」との連携を開始した。
技研トラステムの高精度な人数カウントシステムPASSERによる来館数などのデータと、unerryがGPSおよびビーコン技術で蓄積したスマートフォンの位置情報を組み合わせることで、来館者の属性や行動傾向を可視化する。これにより、商業施設の運営者は顧客理解から施策立案、効果検証までを一貫して行いやすくなる。
実測データとリアル行動データの統合による顧客分析
商業施設では消費行動や来館目的の多様化が進み、売上や来館者数だけでは顧客行動を十分に捉えにくくなっている。施設運営においては、来館者数に加えて「どのような人が、どこから来て、館内でどう回遊したのか」を把握し、販促やテナント支援、リーシング、リニューアル検討に活かすことが重要とされている。
技研トラステムは高精度な来館数・通行量計測により、商業施設の実数に基づく運営を支援してきた。一方、unerryは生活者の移動・来訪・回遊を統計的に可視化するプラットフォームを有している。両社は、実測データの信頼性とリアル行動データの広がりを掛け合わせ、商業施設のマーケティング活動を支援していくとしている。
PASSER-MARKETINGの特徴と提供メニュー
「PASSER-MARKETING」は、延べ10万台を超える設置実績がある技研トラステムの実数の人数カウントシステムによるデータと、unerryのリアル行動データを組み合わせたサービスである。来館実数真値とモバイル推計値を掛け合わせることで、来館者の性別・年代、居住地・勤務地(推定)、来訪頻度、滞在時間、嗜好性、館内回遊、競合施設との併用関係などを、信頼性の高いマーケティング分析データとして提供する。
分析データはイベントや販促施策の評価、MD改善などに活用できるほか、来館履歴や位置情報に基づくターゲティング広告などへの展開も可能となっている。主な提供メニューは次の通りである。
- 自店来訪者の属性・商圏・来訪頻度を把握する「自店ターゲット分析」
- 館内のエリア別来訪やショップ間の併用状況を可視化する「館内回遊・エリア分析」
- 自施設と競合施設・周辺施設との関係性を把握する「マーケット分析(施設間分析)」

なお、unerryの人流ビッグデータは特定の個人を識別できない個人関連情報であり、技研トラステムの人数カウントシステムでも画像データは機器内で処理され個人情報に関わる画像は保存されない。
SPECTACLEs 2026での展示と担当者コメント
本サービスは、9月17日(木)に東京国際フォーラムで開催されるビッグデータカンファレンス「SPECTACLEs(スペクタクルズ) 2026」にて展示される予定となっている。
本連携にあたり、技研トラステム 営業企画部 部長 小森 伸一は、会員の購買データに近い行動データを来訪ベースで把握でき、人数情報と組み合わせることで新たな価値ある情報提供が可能になったと説明している。
また、unerry セールス部 プロジェクトマネージャー 小林 優輝は、推計値だけでは捉えきれなかった来館者の実像をより確からしい形で可視化できるようになるとし、商業施設の顧客理解と意思決定を支援していく姿勢を示している。
各社概要
株式会社unerry
- 代表者:代表取締役社長CEO 内山 英俊
- 設立:2015年8月
- 所在地:東京都千代田区内幸町ニ丁目1番6号 日比谷パークフロント 19階(WeWork内)
- URL:https://www.unerry.co.jp
技研トラステム株式会社
- 代表者:代表取締役社長 河野一郎
- 設立:1966年5月28日
- 所在地:京都市伏見区竹田西段川原町98
- URL:https://www.trastem.co.jp
本記事は株式会社unerryの発表をもとに作成。
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