Amplified AIが特許調査基盤の新版を発表 AI検索やMCP連携機能を強化
米国のAmplified AI, Inc.は、特許インテリジェンスプラットフォームの新バージョンを発表した。AI検索アシスタントや文献の一括分析、組織の知見を共有できるワークスペースに加え、MCP(Model Context Protocol)およびAPI連携の強化が盛り込まれている。あわせて、三好陽介が日本事業責任者(Country Manager)に就任したことも明らかにした。
AI支援による調査ワークフローと文献の一括分析
新バージョンでは、利用者が入力した内容に応じてAI検索アシスタントが目的に適したワークフローを提示する。初期の対応ワークフローは、新規性調査、FTO(侵害予防)調査、無効資料調査の3種類で、入力内容をもとに発明の説明や主要な技術的特徴、検索方針を作成する。利用者は検索前に内容の確認や修正指示を行えるほか、検索開始後も条件の調整が可能となっている。

文献分析機能のAmplified Analysisには、目的に応じたスクリーニングや分類、情報抽出を行うモジュールが備わっている。

- Screening(絞り込み): 選択した技術的特徴が各文献に開示されているかをYes/No/Maybeで評価し、理由と根拠となる記載を提示
- Tags(タグ付け・分類): 組織が定めたタグや分類基準に沿って文献を分類し、技術・製品・用途などの観点で文献群を整理
- Notes(メモ・情報抽出): 指定した情報の抽出や質問への回答、要約などを文献ごとのメモとして保存
また、特許や科学文献、アップロード文書を技術的要素ごとに比較できるMatrix(対比表)や、技術テーマの関係性を探索できるリアルタイムのMap可視化機能、ブラウザー内でのPDF閲覧機能なども提供される。

組織知見の共有とMCP・外部AIエージェント連携

ナレッジ管理機能の拡充により、日々の調査で蓄積した情報をプロジェクトをまたいで活用できる共有ワークスペースが用意された。過去に確認した特許や判断理由を検索・閲覧でき、ワークスペースとデータのアクセス制御によって情報共有の範囲を管理できる。

さらに、MCP(Model Context Protocol)およびAPIの連携強化により、外部のAIアシスタントや社内アプリケーションからも検索・分析・情報整理の機能を利用できるようになった。利用者が接続したAIエージェントに調査作業を任せ、AIが実行した検索やスクリーニングの結果、判断理由や根拠をプラットフォーム上に記録して後から確認することも可能としている。
日本市場の体制強化と展示会出展
今回のアップデートにあわせ、三好陽介が日本事業責任者(Country Manager)に就任した。三好は大手メーカでの研究開発や知的財産部門での統括などを経て、ランドンIPの日本事業を率いた後、ルーチェアイピー合同会社(Luce IP)を設立した経歴を持つ。ルーチェアイピーの活動に加え、Amplifiedの日本での活動を統括し、顧客業務への活用やワークフロー評価、利用定着を支援する。
Amplifiedの共同創業者兼CEOであるSamuel Davisは、知財の専門家が求める品質と現場での使いやすさの両立が目標であるとし、三好の経験を活かして支援を充実させていく考えを示した。
新バージョンは新規顧客向けに提供を開始しており、既存顧客には順次提供される予定となっている。また、同社は2026年9月16日(水)~18日(金)の各日10:00~17:00に東京ビッグサイト 東3ホールで開催される「2026 知財・情報フェア&コンファレンス」のAmplifiedブース「3-B34」に出展し、新機能の画面紹介や業務活用に関する相談を受け付ける。
- 企業名:Amplified AI, Inc.(amplified ai, inc.)
- 本社:米国
- CEO:サムエル デイビス(サムエル・デイビス / Samuel Davis)
- 公式サイト:https://www.amplified.ai/
本記事はAmplified AI, Inc.の発表をもとに作成。
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