メンバーズのSNS利用調査 AI推奨後もクチコミ不在で57%が購入見送り
株式会社メンバーズの社内専門組織であるグッドコミュニケーションズカンパニーは、全国の16歳~60歳以上の男女10,180名を対象に実施した【SNS利用実態調査2026】の結果を発表しました。調査によると、生成AIから商品をおすすめされた後に検索エンジンやSNSで確認を行う「裏取り型行動」が生活者の間で広がっていることが分かりました。また、AIから推奨された商品であってもSNS上にクチコミがない場合、半数以上が購入を見送る傾向にあることが示されています。
生成AIから商品のおすすめを受けた後の行動を尋ねたところ、「検索エンジン(Google等)でさらに詳しく調べる」が49%で最も高く、次いで「お店に実物を見に行く」が31%、「SNSで一般ユーザーのクチコミや使用感を確認する」が29%となりました。一方で、「AIの情報だけで十分に判断できるため、そのまま購入する」は16%にとどまっています。


これらの結果から、生活者はAIの提案をきっかけとしつつも情報を鵜呑みにせず、自ら詳細や一般ユーザーの体験談を探して補填・検証する「裏取り型行動」をとっている傾向がうかがえます。

SNS上のクチコミ不在で57%が購入をためらう・見送る
SNSで新商品やブランドを「認知するきっかけ」および「購入の後押しとなる情報」の双方において、「一般ユーザーによる投稿やクチコミ」が4割超と最多を占めました。
さらに、生成AIからおすすめされた商品について、SNS上で一般ユーザーによる感想やクチコミが全く見当たらない場合の購入意向を聞いたところ、57%が「購入をためらう・見送る可能性が高い」と回答しました。AIが商品を推奨しても、認知や購買決定の鍵を握るUGC(ユーザー生成コンテンツ)がSNS上に存在しなければ、最終的な裏取りの段階で離脱が生じ、機会損失につながる可能性が示されています。
グッドコミュニケーションズカンパニーは、調査結果を踏まえたSNSマーケティングのポイントとして以下の3点を挙げています。
- 「裏取り消費」に応えるUGCの継続的な蓄積:検索の受け皿となるUGCを一過性の広告露出に依存せず、SNS上に絶えず蓄積すること。
- AIの信頼性を高める「オープンなUGC」の創出:公の場でシェアしたくなる商品体験の設計や、AIや他ユーザーの目に触れるオープンなSNS上での投稿のきっかけ作りを行うこと。
- データに基づいたPDCAサイクルの構築:投稿のリーチ数やエンゲージメント率、フォロワー属性などを定期的に分析し、コンテンツ戦略や投稿頻度を改善すること。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国の16歳~60歳以上の男女
- サンプル数:10,180名
- 配信期間:2026年6月5日(金)~6月19日(金)
- 調査・分析・レポート作成:株式会社メンバーズ グッドコミュニケーションズカンパニー
本記事は株式会社メンバーズの発表をもとに作成。
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