Dynatrace、自律型AIエージェントを追加し運用の自動解決を強化
AI駆動のオブザーバビリティプラットフォームを提供するDynatraceは、運用管理を支援する機能群「Dynatrace Intelligence」の大幅な機能強化を発表しました。新たにインシデントのトリアージや修復を行う自律型エージェントや、ノーコードでカスタムエージェントを作成できる機能が追加されます。人による監視やガバナンスを維持しながら、インシデントの自動解決や障害の未然防止、運用の迅速化を支援します。
新たに追加された主な機能とエコシステム連携
今回の機能強化により、単に解決策を提示するだけでなく、状況に応じたアクションを自動実行する機能が拡充されました。追加される主な機能は以下の通りです。
- Autonomous SRE Agent:新たに検知された問題に対して自律的に動作し、進行中の調査案件に関連するかどうかを判定して分析情報を反映・紐付けします。
- Cloud SRE Agent:修復作業を調整し、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudの各環境にあるエージェントと連携して、調査結果や検知事項を一元管理します。
- Agent Builder:コードを書くことなくカスタムAIエージェントを作成・展開できるようにし、自律的な運用を固有のワークフローへ拡張します。
- 機能強化されたDynatrace Assist:自然言語による調査やAIエージェントが活用できるワークフローを拡大します。
- 拡張されたエコシステム連携:AWS、Azure、Googleなどのハイパースケーラーや、ServiceNow、Atlassian、PagerDutyといったエンタープライズ向けプラットフォーム、開発者向けツールとの連携を強化します。
事実に基づき自律運用を支えるAIアプローチ
従来のアプローチのように確率的な推測に頼るのではなく、Dynatrace Intelligenceはエージェント型AIと特許取得済みの因果関係AI(Causal AI)エンジンを組み合わせ、決定論的かつリアルタイムな状況把握に基づいて動作します。
Dynatrace 最高製品責任者 Steve Tackは、今回の機能強化によって組織が問題を単に理解する段階から自動的に解決する段階へ移行できるよう支援すると説明しています。また、IDC グループバイスプレジデント Stephen Elliot氏は、AIが導き出したインサイトと安全で統制されたアクションのギャップが懸念される中、監査可能な自動アクションを支える決定論的なコンテキストが求められていると指摘しています。
ウェスタン・ガバナーズ大学 技術運用責任者 Angel Marchena氏によると、リアルタイムのコンテキストに基づいた自動化機能により手作業の負担が軽減され、付加価値の高い業務への集中につながっているとしています。
提供状況とスケジュール
現在、DPS(Dynatrace Platform Subscription)を利用しているSaaSの利用者は、Cloud SRE Agent、機能強化されたDynatrace Assist、および拡張されたエコシステム連携を利用できます。Autonomous SRE AgentおよびAgent Builderについては、8月に提供開始予定です。
Dynatraceについて
- 企業名:Dynatrace(NYSE: DT)
- 日本支社所在地:東京都千代田区
- 日本支社代表執行役社長:徳永 信二
- ウェブサイト:https://www.dynatrace.com/ja/
本記事はDynatraceの発表をもとに作成しています。
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