出前館、こどもごちめしクーポン提供開始
株式会社出前館は、日本最大級のデリバリーサービス『出前館』において、NPO法人Kids Future Passport(KFP)が提供する「こどもごちめし」会員向けのクーポンを8月1日より利用可能にした。このクーポンは、地域の飲食店をこども食堂化し、こどもの居場所とまちの未来を育むサービス「こどもごちめし」の会員に向けたものだ。
出前館とKFPの連携は、2022年3月に提案した「こども未来支援サービス」が福岡市実証実験フルサポート事業に採択されたことがきっかけとなっている。今回のクーポン利用開始により、支援の輪が日本全国へ拡大することとなった。
厚生労働省の調査によれば、子どもたちの7人に1人に当たる約280万人が貧困状態にあるとされている。学校給食がなくなる夏休みは、昼食の準備の手間や金銭的なコストが大きな負担となっている。出前館は、こうした現状を踏まえ、夏休みのタイミングでの提供スタートとした。子育て中のご家庭への経済的な支援と、デリバリーを活用した美味しくて楽しい外食体験の提供を目指している。
『出前館』は、コーポレートビジョンである「地域の人々の幸せをつなぐライフインフラ」を体現すべく、さまざまな取り組みを通じて地域の人と人を繋ぎ、幸せな時間を届けていく方針だ。
こどもごちめしの特長は、こどもと家族、飲食店、支援者の三方よしにある。こどもと家族にとっては、お食事の提供や人目を気にせず利用できる点がメリットだ。飲食店にとっては、こども食堂運営への不安を解消し、新しい客層の獲得につながる。支援者にとっては、寄付金の約90%がお子様に届き、継続的な子ども食堂の実現が可能となる。
こどもごちめしの仕組みは、支援企業や自治体、個人からの寄付を基金とし、ユーザー登録したこどもが登録飲食店で食事チケットを提示することで食事ができるというものだ。飲食代金は基金から飲食店に振り込まれ、支援企業や寄付者にはお子様やご家族からの感謝のメッセージや活動報告書が届く。
出前館は、こどもごちめしとの連携を通じて、地域の人々の幸せをつなぐライフインフラとしての役割を果たしていく。