カケハシの音声薬歴生成機能が累計5,500店舗に導入 薬歴記載時間を19.7%削減
株式会社カケハシは、クラウド型電子薬歴「Musubi」に搭載する「AIアシスタント 音声薬歴生成機能」の導入店舗数が、2026年8月31時点において累計5,500店舗(自社調べ)に達したと発表した。2026年5月の本格提供開始から約3ヶ月で5,500店舗を超えたとしている。同機能を日常的に利用している導入法人の実利用データを分析した結果、薬歴作成にかかる時間を19.7%削減できることを確認したという。
調剤報酬改定を背景に導入が加速
令和8年度の調剤報酬改定に伴い、全国の薬局や薬剤師は従来の対物業務から、在宅訪問や服薬フォローアップなどの対人業務への変革が求められている。調剤業務や記録義務である薬歴記載を徹底しながら患者と向き合う時間を創出することや、現場に負担のないシステム導入が薬局における重要なテーマとなっている。

同社はこれらの課題解決を目指し、2026年5月より「Musubi」の標準機能として「AIアシスタント 音声薬歴生成機能」の本格提供を開始した。
薬歴記載時間が19.7%短縮した検証結果
実際の業務改善効果を確認するため、先行導入期間を含め同機能を日常的に活用している薬剤師を対象に利用データを集計した。店舗ごとにAI非利用時とAI利用時の薬歴作成にかかる平均時間を比較したところ、薬歴記載時間が19.7%短縮されたとしている。
- 集計期間:2025年11月1日 〜 2026年8月31日(約10ヵ月)
- 対象店舗:集計期間中にAIアシスタントを実際に利用した店舗
- 算出方法:店舗ごとのAI利用・非利用における平均薬歴記載時間の差を、各店舗のAI利用処方箋数で加重平均して算出(無作為割付ではなく、実際の運用における実測値の比較で算出)
- 検証結果:19.7%の薬歴記載時間改善(2026年8月31時点)
処方照合と2つの録音モードによる機能特徴


「AIアシスタント 音声薬歴生成機能」は、服薬指導の会話を書き起こす際に処方内容を照合しながら専門用語を認識し、記録漏れを防ぐ支援を行う。
また、用途に合わせて選択できる2つの録音モードを搭載している。服薬指導の録音に適した「患者さんとの対話モード」に加え、薬剤師自身の考えや判断を音声で記録できる「薬剤師の一人語りモード」を備えており、在宅訪問後の薬歴作成などにも対応する。
開発面では、同社に在籍する薬剤師がAIの判断基準を注ぎ込むアラインメントプロセスに関与している。さらに、実臨床での使われ方を分析しながら会話を正確に薬歴へ落とし込めているかを継続的に評価・改善する管理体制(MLOps)を構築している。
Musubiおよび株式会社カケハシの概要

クラウド型電子薬歴「Musubi」は、タブレット端末を患者と一緒に見ながら服薬指導を行い、画面タッチで薬歴のドラフトを作成する業務支援サービスである。2017年8月のリリース以降、導入地域は全国47都道府県に広がっている。
株式会社カケハシは、東京都港区に本社を置き、代表取締役社長を中尾 豊氏、代表取締役CEOを中川 貴史氏が務める企業である。グループ全体で国内の薬局の17,000店舗超をカバーしている。
- 会社名:株式会社カケハシ
- 設立:2016年3月30日
- 所在地:東京都港区西新橋二丁目8番6号 住友不動産日比谷ビル5階
- URL:https://www.kakehashi.life/
- サービス紹介URL:https://musubi.kakehashi.life/
本記事は株式会社カケハシの発表をもとに作成。
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