日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ21が岩井澤健治監督のトークショーを開催
学校法人立志舎が運営する専門学校日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ21のマンガ・アニメクリエイション学科は、2026年8月4日にアニメーション監督の岩井澤健治氏を招いたオープンキャンパス特別企画 岩井澤健治監督スペシャルトークショーを開催しました。株式会社ロックンロール・マウンテンの協力のもと実施され、聞き手としてavaren株式会社代表取締役の桐原徹真氏が登壇しました。会場となった学校人立志舎 錦糸町キャンパス アルカタワーズ校舎には中学生や高校生、その保護者が集まり、映画監督を目指した背景や制作技法、若い世代へのアドバイスに耳を傾けました。
実写からアニメーションの世界へ飛び込んだ経緯
トークショーの冒頭で岩井澤監督は、当初は実写映画の監督を目指していたことを明かしました。高校3年生の夏に映画の面白さに衝撃を受け、デザインの専門学校へ進学した後に映画スタッフの現場へ飛び込みましたが、当時は納得のいく自主制作作品を完成させることが難しかったと振り返ります。
同世代の実写監督の活躍を見て別の道を模索する中、好きだった絵を活かし、実写をなぞる手法でアニメーション制作を始めたのが22歳くらいの頃でした。アルバイトをしながら個人で制作を続け、27歳の時に完成させた作品『福来町トンネル路地の男』がコンペで受賞したことで、映像の世界で勝負できる手応えを得たと語りました。



岩井澤監督は、実写映像を撮影した上でそれをベースに作画を行うロトスコープという手法を用いています。劇場アニメ『ひゃくえむ。』の制作にあたっては、既存のスタジオで手法を受け入れてくれる場所がなかったため、自らスタジオを立ち上げました。
集まったスタッフの多くが業界未経験者だったものの、実写をベースにするロトスコープの採用によって時間と予算を大幅に削減しつつクオリティを高めることができたと説明しました。また、劇中にある雨の中でレースの準備をする選手たちの3分40秒にわたる長尺シーンについて、10秒で終わる陸上短距離の見せ場を作るため、実際の試合を視察した経験から試合前の緊張感を丁寧に描く演出を取り入れたエピソードも紹介されました。
次世代のクリエイターへ向けた助言と質問への回答

中高生に向けたメッセージとして、岩井澤監督は若い時期におけるインプットの重要性を強調しました。映画やアニメに限らず、マンガや小説、美術館の展示など多様なものに触れてエネルギーを蓄えることや、焦らない姿勢の大切さを伝えました。また、AIの進化については、過去のCG導入時と同様に今後共存していく可能性に触れ、AI時代だからこそインプットが強みになると見解を示しました。
来場者からの質問コーナーでは、構図やカメラワークの基礎を学ぶ重要性や、影響を受けたピーター・ジャクソン監督への思いが語られました。次回作については、劇場アニメ『ひゃくえむ。』とは全く違う作品を作りたいとし、観客が楽しんだり驚いたりする作品を目指すと答えました。

開催校および関連情報
- 主催:学校法人立志舎 専門学校日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ21
- 協力:株式会社ロックンロール・マウンテン
- マンガ・アニメクリエイション学科URL:https://www.nihonschool21.ac.jp
- 備考:専門学校日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ21は2027年4月より『立志舎東京鉄道デジタルクリエイト・スポーツ&ダンス専門学校』へ校名変更予定
本記事は学校法人立志舎の発表をもとに作成しました。
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