ハイヤールー、SHIFTのAIコーディング試験HireRoo導入事例を公開
株式会社ハイヤールーは、株式会社SHIFTにおけるコーディング試験「HireRoo Skill Interview」の導入事例を公開しました。SHIFTはエンジニア採用において、面接官の感覚に頼っていたAIとの協働力をデータで可視化する取り組みを進めています。これにより、選考基準を従来の成果物の確認から思考プロセスの評価へと転換しました。

面接官の直感からデータによる見極めへ
SHIFTでは2025年初頭から、エンジニアが開発においてAIをどう活用するのかを選考で見極める手段がないという課題に直面していました。従来は面接とアルゴリズムのコーディング試験を実施していましたが、AIを利用した上での力量を測る仕組みが不足していました。
HireRooの導入により、AI任せにせず責任を持って品質を担保する力である「AI協働力」をデータで確認できるようになりました。これにより面接官のバイアスを排した評価が可能となり、面接時間を技術評価だけでなく人となりや価値観の見極めに配分できるよう改善されています。
選考基準を成果から思考プロセスへ転換
選考では受験データをもとに、どのような考えでAIに指示を出したのかを確認する体制が整えられました。この変化に伴い、求人票でも特定のプログラミング言語の実務経験を要件とすることが減少し、AIをどう使ってきたかというプロセスを重視する方針に移行しています。
また、不合格者に共通する傾向として、AIが出力した成果物を最後に検証しない点が挙げられました。AIを用いた単独作業では自己レビューが不可欠となりますが、出力結果をそのまま進めてしまうケースが見られたとしています。
評価データが示すAI協働の課題
ハイヤールーが公開している320社・1,170,387件(2026年7月時点)のSEI評価データにおいても、同様の傾向が示されています。5領域の平均スコアは以下の通りです。
- 実行の統制(Execution Control):69.7%
- 意図の仕様化(Intent Specification):67.3%
- 出力の品質保証(Output Quality):61.3%
- 環境構築(Environment Engineering):57.6%
- 共同推論(Co-Reasoning):48.6%

AIへの指示出しや管理に比べて、AIと対話しながら問題を解く「共同推論」や「出力の品質保証」のスコアが低く、現場での観察とデータが一致する結果となっています。
今後の展開とタクシーCM放映
ハイヤールーは、在籍エンジニアの実務ログから協働の質を計測する「Skill Assessment」の正式リリースを2026年10月に予定しています。実務ログから成果の出ている型を自動で見つけ出し、全社員のAIにコンテキストとして届ける機構の提供を目指しています。
また、本事例の公開にあわせ、株式会社SHIFT 事業人事部 副部長 田中 竜馬氏が出演するタクシーCMが放映されます。2026年9月14日(月)から9月27日(日)までの2週間、東京都内のタクシーサイネージメディア「TOKYO PRIME」にて展開されます。
株式会社ハイヤールー 会社概要
- 所在地:東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
- 代表者:代表取締役 葛岡 宏祐
- 設立:2020年12月10日
- 事業内容:インターネットサービスの企画・開発
- 運営URL:https://hireroo.io
本記事は株式会社ハイヤールーの発表をもとに作成されています。
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