Dellows News

大栄産業、中国WeLionらと提携 固体電池の国内展開やAIデータセンター事業へ

大栄産業株式会社は、中国の次世代電池メーカーであるWeLion New Energy Technologyおよびgf.Z株式会社と戦略的業務提携を締結した。この提携を通じて、日本の次世代商用蓄電市場やAIデータセンター事業に向け、固体リチウムイオン蓄電システムなどの導入や普及を推進する。両社は中国・北京で調印式を執り行った。

国内製造販売体制の構築と工場設置の検討

提携により、大栄産業は日本国内での共同アッセンブリ、日本製固体蓄電池や固体UPS(無停電電源装置)の製造販売、系統用蓄電池事業、災害対応型蓄電システム「Heart Shelter」プロジェクト(商標登録出願中)における協力体制を構築した。

さらに、日本国内におけるセル製造工場の設置についても共同検討を開始しており、自然災害リスクが比較的低い地域を候補地として選定を進めている。WeLion社が持つ原位置固化技術や固体電解質技術などを活用し、家庭用・産業用・系統用蓄電池をはじめとする各種固体電池製品の提供を図る。

環境配慮型蓄電所やリサイクル事業の推進

系統用蓄電池事業では、地震対策として免震架台を採用するほか、独自開発の光触媒技術を活用した大気浄化・環境負荷低減型の蓄電所整備を進める。

また、使用済みリチウムイオン電池の回収・再資源化に向けたリサイクルスキームの構築を目指し、環境省が制度化する広域認定制度の取得に向けてWeLion社からの協力・承諾を得ている。固体リチウムイオン電池は、AIデータセンターのほか、医療施設、自治体防災拠点、工場、防災型地域エネルギー拠点などへの導入を想定している。

産学官連携による実証試験と今後の展望

大栄産業は今後、大学・研究機関・自治体との産学官連携による共同研究を推進する方針を示している。液系リチウムイオン電池の危険性や固体電池の安全性に関する実証試験を行い、防災システム、AIデータセンター、地域マイクログリッド、リサイクル技術などの分野で共同開発を進める計画だ。

大栄産業の戸塚和昭代表取締役社長は、今回の提携について、日本のエネルギー産業の未来に貢献する一歩であるとし、固体リチウムイオン電池を核として国内での製造、販売、リサイクル、研究開発を一体的に推進していく考えを示している。

大栄産業株式会社の概要

  • 会社名:大栄産業株式会社
  • 創業:2000年4月1日
  • 資本金:3,000万円
  • 代表者:代表取締役社長 戸塚 和昭
  • 事業内容:再生可能エネルギー事業、環境防災事業、廃棄バッテリーリサイクル事業、光触媒研究開発事業、解体工事・産業廃棄物処理業、系統用蓄電所開発事業・AIデータセンター事業

本記事は大栄産業株式会社の発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間