Dellows News

日立の船木覚氏が第68次南極地域観測隊に選任 設営主任として26年11月出発へ

株式会社日立製作所の社員である船木覚氏が、第68次南極地域観測隊に選任された。船木氏は2026年7月1日付で大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所に出向しており、国内での訓練を経て2026年11月に南極へ向けて出発する予定だ。任務期間は1年超にわたり、2028年3月に帰任する計画となっている。

設営主任として基地運営を統括

船木氏は設営部門の機械(発電機制御盤)担当として任務にあたるほか、越冬隊内では設営主任を務め、越冬隊の半数以上を占める設営部門を取りまとめて隊長を補佐する。昭和基地における設備の維持・運用や物資管理を統括し、観測活動と隊員の生活を支える。

船木氏の南極地域観測隊への参加は、第59次隊に続いて今回が2回目となる。これまでに培った業務経験と知見を生かし、安全かつ円滑な観測活動の実現に貢献するとしている。

60年にわたり昭和基地の機械設備を支援

南極地域観測は南極条約に基づく国際協力のもとで国が実施する事業で、1956年の第1次隊派遣から本年で70周年を迎える。日本の活動拠点である昭和基地では、超高層物理、気象、生物、地質など幅広い分野で観測活動が続けられている。

日立の社員は、1966年に出発した第8次隊から文部省あるいは極地研に出向する形で参加しており、60年にわたり昭和基地の発電機制御盤を中心とした機械設備のメンテナンスや保守管理に携わってきた。現在も第67次隊として香月将吾氏が参加している。また、日立は極地研より「国立極地研究所 南極観測パートナー企業」に認定されている。

船木覚氏の経歴とコメント

船木氏は1995年に日立製作所に入社後、インフラ制御システム品質保証本部に所属し、大みか事業所(茨城県 日立市)で製造される社会インフラ制御システム向けハードウェアコンポーネント製品の品質保証業務に従事してきた。2017~2019年には極地研に出向し、第59次南極地域観測隊の越冬隊として昭和基地の電力を無停電で維持した実績を持つ。

今回の参加にあたり船木氏は、「これまでの経験と訓練を通じて得た知識を生かし、任務を着実に遂行していきたいと考えています」とコメントしている。

本記事は株式会社日立製作所の発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間