トリナ・ストレージ、AMP-lifyと約1GWhの蓄電設備供給で覚書締結
トリナ・ソーラーのエネルギー貯蔵事業部門であるトリナ・ストレージは、クリーンエネルギープラットフォームのAMP-lify株式会社と、プロジェクト向けに約1GWhの系統用蓄電システム(BESS)設備を供給する覚書(MOU)を締結しました。
AMP-lifyは日本全国で系統連系型BESS、大規模太陽光発電、陸上風力発電プロジェクトの開発や建設、運営を手がけています。今回の提携により、トリナ・ストレージは機器供給と技術サポートを通じて事業を支援します。
AMP-lifyのプロジェクトへElementa 3を供給
覚書に基づき、トリナ・ストレージはAMP-lifyの総容量約1GWhにのぼるBESSプロジェクト向けに「Elementa 3」シリーズのBESSを供給し、関連する技術サポートを提供します。
トリナ・ストレージの日本チームは、システム構成の策定をはじめ、技術コンサルティング、納品調整、アフターサービスの対応を担当します。
Elementa 3シリーズの性能と特徴
トリナ・ストレージの「Elementa 3」は、自社開発の587Ah大容量セルを搭載しており、ユーティリティ規模の蓄電プロジェクト向けにコンテナ1基あたり最大6.25MWhの蓄電容量を実現します。
また、輸送アクセスや用地制限、近隣コミュニティへの近接性といった制約があるプロジェクト向けには、1.56MWhの「Elementa 3 Flex」を展開しています。設置面積が約5平方メートル、標準トラックでの輸送が可能な約13トンの重量、65dB以下の運転騒音、モジュール式の拡張性を備えています。
国内市場における蓄電池活用の背景
日本の「第7次エネルギー基本計画」では、2040年度に再生可能エネルギーを発電量の約40~50%とすることを目標としており、出力変動を平準化するための蓄電池の活用が求められています。変動型再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、開発事業者には適切なシステム設計や現地での事業実施、長期的なサポート体制が重要視されています。
なお、トリナ・ストレージは11四半期連続でブルームバーグNEFのティア1エネルギー貯蔵サプライヤーに認定されています。
両社関係者のコメント
AMP-lifyの代表取締役社長であるマルティン・シュタイン氏は、トリナ・ストレージの技術と現地サポートの活用により、用地評価から建設、運用に至る強固な基盤が得られるとしています。
トリナ・ソーラーアジア太平洋地域 エネルギー貯蔵部門統括責任者のレオ・ジャオ(趙璐)博士は、日本の蓄電市場における道路の重量制限や狭い敷地へのアクセス、騒音要件、耐震設計などの条件に言及し、開発初期段階から協力して各プロジェクトの設置要件に合わせた展開を進める姿勢を示しています。
企業概要
トリナ・ストレージ
- 設立:2015年(トリナ・ソーラー株式会社の事業部門)
- 事業内容:エネルギー貯蔵製品およびソリューションの提供、蓄電池、蓄電キャビネット、エネルギー貯蔵用コンバーター、住宅用蓄電ソリューション、統合型インテリジェントエネルギー管理システム等の展開
トリナ・ソーラー(SH:688599)
- 設立:1997年
- 展開地域:世界180カ国以上
- 日本法人:トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社(2010年設立)
- 所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町2丁目6番4号常盤橋タワー2606
- URL:https://www.trinasolar.com/jp
本記事はトリナ・ソーラー・ジャパン株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



