パンを食べて食品ロスを削減できるiOSアプリ「rebake」をリリース

合同会社クアッガは2024年7月25日、パン屋の売れ残りパン「ロスパン」を全国のパン屋から取り寄せできる通信販売サービス「rebake」のiOSアプリをリリースした。Androidアプリも現在開発中だ。

rebakeは2018年にサービスを開始し、これまではウェブ上でサービスを提供していた。今回リリースしたiOSアプリではプッシュ通知などのアプリ限定機能も追加され、利便性が向上している。

rebakeの特徴は、全国のパン屋から様々なパンを取り寄せられること、食品ロスの削減に貢献できること、パン屋とメッセージで交流できること、そしてパン屋の心的負担を減らせることだ。

現在、全国のパン屋(製造小売)の15%以上がrebakeでパンを販売しており、普段の生活では巡り合えないような遠方のパン屋のパンを取り寄せることができる。また、rebakeでは廃棄になりそうなロスパンを積極的に扱っており、利用者はこだわりのパンを購入することで自然と食品ロス削減に取り組むことになる。

さらに、rebakeでパンを買うと、注文から到着まで購入元のパン屋とメッセージでやりとりができ、お礼やパンの感想を伝えることができる。

加えて、ロスパンが売れることでパン屋は売れ残ったパンを捨てる作業をしなくて済み、心的負担が減るという。あるパン屋は「自分で作ったパンを毎日捨て続けるのは、鬱になってしまうほど辛い」と話している。

合同会社クアッガは2018年8月に設立され、東京都墨田区に拠点を置く。パン廃棄の削減サービスrebakeや食に関するコンサルティング事業を行っている。代表は斉藤優也氏と鶴見和俊氏だ。