NECが最大容量48TBのバックアップストレージ iStorage HS3-70を発売
NECは2026年9月11日、バックアップデータやアーカイブデータを保管する専用ストレージ「iStorage HSシリーズ」の新モデルとして、シングルノードモデル「iStorage HS3-70」の受注を開始しました。出荷開始時期は2026年10月を予定しています。
近年はAI活用によるデータ量増加やランサムウェア攻撃の巧妙化により、データの保全や迅速な復旧への需要が高まっています。「iStorage HS3-70」は、前世代機「iStorage HS3-60」と比較して最大容量を2倍に強化しながら、質量と最大消費電力を削減したモデルです。
前世代機比で最大容量を2倍に拡大し4つの容量モデルを提供
「iStorage HS3-70」は、前世代機「iStorage HS3-60」(最大24TB)から最大容量を2倍(48TB)に拡大し、8TB/16TB/32TB/48TBのラインアップを提供します。これまでシングルノードモデルでは対応できなかった容量帯の環境にも対応可能となり、導入時の検討や将来的なデータ増加にも柔軟に対応できるとしています。
質量を約16%・最大消費電力を約36%削減
ハードウェア基盤の見直しに加え、冷却機構や電源周辺の効率改善が行われました。これにより、質量は32kgから27kgへ(約16%削減)、最大消費電力は757Wから485Wへ(約36%削減)と削減されています。設置作業の負担や電源設備への負荷を抑え、長期運用におけるコスト削減につなげる狙いです。
「iStorage HSシリーズ」は、リリース以降で累計約9,000ノードの採用実績を持ちます。重複排除・圧縮機能(DataRedux、注1)により、バックアップデータを最大1/20(注2)に削減して保管できるほか、分散冗長配置技術によりHDDの複数同時障害(パリティ設定により最大6台の同時障害)にも耐える可用性を備えています。定期的なデータ整合性チェックと不整合検出時の自動修復機能も備えています。
さらに、容量を追加消費せずに筐体内バックアップを行う「クローン機能」や、データを一定期間書き換え・削除から保護する「改ざん防止機能(WORM、注3)」を継承しており、ランサムウェア攻撃等を受けた場合でも、保護されたバックアップデータからの復旧が可能です。
製品情報
- 製品名:iStorage HS3-70
- 希望小売価格:4,230,000円~(税別)
- 受注開始日:2026年9月11日
- 出荷開始時期:2026年10月予定
注1: DataRedux:新たに書き込まれるデータとストレージ内の既存データを比較し、重複するデータを排除することで格納効率と書き込み性能を向上させるデータ圧縮技術。 注2:典型的なフルバックアップ(過去のデータに対し95%の重複率)パターンの場合(重複排除の効果は、データ内容に依存します) 注3:WORM:Write Once Read Manyの略。ファイルを一定期間、書き換えや削除などの操作から保護する機能。
本記事はNECの発表をもとに作成されています。
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