Tsubame Lab、JASIS 2026に初出展 実験自動化パッケージ実機を展示へ
Tsubame Lab株式会社は、2026年9月2日から4日まで幕張メッセで開催される分析・科学機器の総合展示会「JASIS 2026」に初出展する。ブースでは、プラスミド構築ワークフローを一連で自動化するシステムと、分注作業に特化した卓上型システムの2製品を実機で稼働展示する予定だ。
実験の実行工程における自動化を推進

研究開発分野ではAIの活用によって文献探索や設計、仮説生成などの思考・解析プロセスが加速している一方で、試薬の準備や分注、測定、記録といった実験の実行作業は人手に依存するケースが多く、ボトルネックとなっている。

同社は実験機器メーカーを問わず200台超の機器に接続可能なシステムを展開しており、研究室の既存設備を活かした自動化に対応する。1台単位の卓上構成からフロア・建屋単位まで段階的な拡張が可能で、導入価格は100万円台から、標準導入期間は3ヶ月としている。
会場で実機稼働する2種類の自動化パッケージ
今回の展示では、用途に応じた2つのパッケージが実機展示される。
プラスミド構築ワークフローの自動化を目的とした「JASIS 2026 Tsubame Package」は、搬送、秤量、コロニーピッキング、分注、キャップ開閉、インキュベート、遠心の7モジュールを統合したシステムとなっている。床面工事不要のロボットアーム搭載AMRによる搬送や、難易度が高いとされる遠心機ローターの取り出し・チューブセット・遠心・回収までの一連工程を自動化している。
また、分注・ピペッティング作業に特化した卓上型の「JASIS 2026 Small Package」は、限定価格・台数で発売される。協働ロボット「DOBOT MG400」と「Sartorius Picus 1ch」を採用し、50〜1000μLの分注に対応する。サイズは横70cm×縦50cm、重量は約20kgで、ロボットアームと土台を分割して移動・設置できる。参考価格は税込160万円(構成・工程により変動、写真のモニター・机はオプション)で、納期は約3ヶ月、2年目以降の保守契約は装置総額の年15%(初年度は無償保証)となっている。
独自制御ソフトと導入の流れ

展示機はいずれも、同社独自の基盤ソフト「Tsubame Studio」で制御される。プログラミングの知識を必要とせず、画面上のデッキ配置図から器具と場所を選び、液名と量を表に入力することで実験手順を構築できる。ブロック配置操作やPythonによる記述にも対応し、実験条件の変更にも柔軟に対応可能としている。
導入にあたっては、ヒアリング(2〜3週間程度)、設計・見積り(2〜4週間程度)、調達・構築(3〜5週間程度)、納品(2〜3週間程度)の4ステップで進められる。


同社の代表取締役CEOを務める楢崎鴻司朗氏は、研究室ごとに手順や装置が異なる現実にどこまで応えられるか、実機を通じて直接意見を得たい旨のコメントを寄せている。
JASIS 2026の出展概要

JASIS 2026は、一般社団法人日本分析機器工業会および一般社団法人日本科学機器協会が主催する展示会で、2026年のテーマは「『測る』が支える未来の社会」となっている。
- 会期:2026年9月2日(水)〜9月4日(金) 10:00〜17:00
- 会場:幕張メッセ 国際展示場(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
- 出展場所:6ホール Co-35(共創コーナー/JASIS Street)
- 入場料:無料(事前登録制)
- 公式サイト:https://www.jasis.jp/
なお、オンライン展示「JASIS WebExpo 2026」は2026年7月1日から10月30日まで開催されており、会期後もオンラインで出展情報が公開される。
Tsubame Labの概要
- 会社名:Tsubame Lab株式会社
- 設立:2025年4月
- 代表者:代表取締役 CEO 楢崎 鴻司朗
- 本社所在地:東京都文京区湯島3-4-6 ハイ・シティ湯島 3F
- 事業内容:カスタム・ラボオートメーション、実験自動化システムの設計・製作、制御ソフト「Tsubame Studio」の開発
- 備考:東京科学大学 認定ベンチャー(第15号)
- 公式サイト:https://www.tsubamelab.com
本記事はTsubame Lab株式会社の発表をもとに作成。
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