ライフログとExaMDが提携、医療向け食事管理開発へ

ライフログテクノロジー株式会社とExaMDが業務提携に向けた基本合意書を締結した。両社は、AI・ソフトウェア技術を活用したプログラム医療機器を含む医療健康分野向けのソフトウェアサービスを共同開発し、健康リスクの早期発見や未病、予防に生かしていく。

ExaMDとライフログテクノロジーは、AIを駆使した食事分析による生活習慣の可視化を可能とする「予防、早期発見、検知・診断などを目的とした独自のAI機能を兼ね備えた食事管理サービス」を開発する。このサービスにより、スマートフォンの食事写真等からAIを活用して簡単に食事内容や健康リスクが分析できるアプリケーション開発を目指す。

ライフログテクノロジーは、健康管理アプリ「カロミル」に代表される、健康増進を目的とした栄養管理と生活習慣の改善をサポートする多様なサービスを展開している。2023年からは「カロミル」を通じて培ってきた、手軽に食事記録を行う技術を自社アプリ以外の外部サービスにも提供する「カロミルWebView」の提供を開始した。

ExaMDは、エクサウィザーズから健康・医療領域のマルチモーダルAIプロダクト・サービスに関する事業を継承し、2024年2月にエクサウィザーズの100%子会社として設立された。第一弾として、認知症分野を対象に会話音声AIを活用したプログラム医療機器(SaMD)など、医療・ヘルスケア分野でのAIサービスを開発している。

両社は、健常者だけでなく、慢性疾患等の患者にも”食べたいものを食べる”という食事本来の楽しみを提供し、食事から健康を変革する取組みを推進していく。本サービスを通じ、両社は健康的に生活できる社会の実現を目指す。