熊本・高森町で子育てDXの伴走型相談支援サービス開始
母子モ株式会社が提供する自治体の子育て関連事業デジタル化支援サービス『子育てDX®』の「伴走型相談支援サービス」が、熊本県阿蘇郡高森町で2024年7月1日より運用を開始する。高森町では、2019年11月から母子手帳アプリ『母子モ』を『たかもりっこ』として提供しており、今回の「伴走型相談支援サービス」の導入により、保護者は妊娠届出書や出産・子育て応援給付金申請書・アンケート、産後ケア事業の申請などの各種アンケートや申請書の提出と妊娠届出時の来庁予約がアプリから可能になる。
高森町は、「家庭と地域でともに支え合い 心豊かな子どもを育むまちづくり」を町全体の基本理念として掲げ、子育て支援の視点では身近な地域に存在する、保育園・認定こども園・学校のほか、行政や専門機関、家庭・地域社会・企業等が連携・協力し、子育てについて助け合い、支え合う地域づくりを推進している。その施策の一環として、『母子モ』の追加機能である「伴走型相談支援サービス」を導入し、保護者がより便利に手続きができる仕組みづくりと子育て支援サービスのさらなる充実を目指す。
「伴走型相談支援サービス」では、利用者はアンケートや申請書をオンラインで記入・提出できるほか、来庁予約もアプリを通して24時間どこからでも可能となり、待ち時間の軽減や混雑による密集を避けることができる。また、自治体職員は回答内容をもとに事前準備や業務調整ができるため、事務処理の効率化が可能となる。
母子モ株式会社は、2030年までに、妊娠から子育て期の手続きについて、必要な人に情報を届け、保護者、自治体、医療機関の手間を無くすことをビジョンとして掲げている。子育て関連事業のデジタル化を支援するサービス『子育てDX』では、厚生労働省の乳幼児の定期予防接種予診票のデジタル化に向けた地域実証を行い社会実装するなど、さまざまな子育て関連事業のDXを推進することで、保護者の”不安や負担”を軽減し、”安心で簡便”な子育て社会を地域と共創することを目指している。