「三浦半島みらいミーティング」で地域活性化を模索

神奈川県の三浦半島地域では、高齢化や人口減少などの社会課題に直面しています。これらの課題解決と地域活性化を目指すため、地元の事業者や団体が連携し、定例会「三浦半島みらいミーティング」を開催しています。

第1回のミーティングでは、「地元の地域資源、どう活用する?」というテーマで開催されました。講師として招かれたのは、面白法人カヤックの長谷川裕子氏と齊藤大輔氏、そして料理研究家の長谷川りえ氏でした。彼らは、三浦半島の海の幸や山の幸には食の王国イタリアと同じポテンシャルがあること、また、新鮮な食材に加え、東京に近い立地で、海や山を有する景観とアクティビティなどの観光資源も三浦半島の差別化された魅力であることを解説しました。

第2回のミーティングでは、「空き家の活かし方、考えてみませんか?」というテーマで開催されました。講師として招かれたのは、地域に開かれた不動産活用に幅広い実績がある株式会社エンジョイワークスの松島孝夫氏でした。松島氏は、地域で助け合って街を持続可能にする「共助」の仕組みを2つの遊休資産である「遊休金融資産」と「遊休不動産」を循環させることで、「地域活性ローカルファンド」という地域活性化のエコシステムの構築にもチャレンジしています。

第3回のミーティングでは、「地域の魅力を最大限に伝える宿泊を考える」というテーマで開催されました。講師として招かれたのは、地方創生の斬新なプロジェクトを次々と立ち上げ注目を集める株式会社さとゆめの嶋田俊平氏。嶋田氏は、小規模かつ交通アクセスが不便な地域でも活性化を成功させるポイントを参加者に解説しました。

三浦半島みらいミーティングは、地元の事業者や団体が連携し、地域の課題解決と活性化を目指す場となっています。