福島県富岡町で母子手帳アプリ『母子モ』の提供開始

母子モ株式会社が運営する母子手帳アプリ『母子モ』が、2024年10月15日より福島県双葉郡富岡町にて『とみおか子育てダイアリー』として提供を開始した。

富岡町では、子どもたちが「ふるさと富岡」への愛郷心を持ち健やかに成長できるよう、子育て支援体制の整備や、子ども同士、町民同士の強い絆を育める環境づくりに力を入れている。今回、650以上の自治体で導入されている『母子モ』が採用され、こども家庭庁が目指す令和8年度からの電子版母子健康手帳の原則化に先駆けて運用が開始される。

『母子モ』は、予防接種のスケジュールや健診結果の管理、地域情報の配信などをスマートフォンやタブレット端末、PCで簡単にサポートするアプリだ。データはクラウド上に保存されるため、災害などによる母子健康手帳紛失時のバックアップとなるほか、他市区町村への転居時や機種変更時の継続利用にも対応しており、安心して使い続けることができる。

富岡町では、定住する子育て世帯に向けた「子育て世帯奨励金交付制度」を設けており、定住奨励金として1世帯30万円、子育て奨励金として中学3年生までの子ども1人につき年間18万円を最長3年間交付している。また、子どもの誕生時には第1子と第2子に5万円、第3子以降に20万円の「出産記念手当」を支給するなど、保護者を経済的に支援している。

さらに「富岡町産後ケア事業」では、授乳や育児の相談、母子の健康チェック、乳房ケア、沐浴や授乳方法の指導などを実施し、安心して子育てできる環境を整えている。

今回、町の取り組みを子育て世帯により便利に活用してもらうために、子育て情報発信の新たなツールとして『母子モ』が採用された。

『とみおか子育てダイアリー』は、妊産婦と子どもの健康データの記録・管理や予防接種スケジュール管理、出産・育児アドバイスの提供、家族との共有機能、町からの情報配信など、育児や仕事に忙しい親を助ける便利な機能が充実している。

母子モ株式会社は、2030年までに妊娠から子育て期の手続きについて、必要な人に情報を届け、保護者、自治体、医療機関の手間を無くすことをビジョンに掲げている。

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