平凡社、皇居三の丸尚蔵館初の公式ビジュアルブックを11月9日に発売へ
株式会社平凡社は、伊藤若冲の代表作を収録した書籍『若冲 国宝「動植綵絵」のすべて』を2026年11月9日(月)に発売する。キヤノンの技術で取得された画像データを用い、皇居三の丸尚蔵館の初となる公式ビジュアルブック(展覧会図録や研究書を除く)として刊行される。全国の書店やアマゾンなどのネット書店で取り扱われ、初刷限定購入特典としてオリジナルポストカードが付属する。
最新データで原本の色と筆致を再現





本書は、キヤノンの最先端技術による「動植綵絵」高精細複製製作の過程で取得された最新の画像データを用いて原本の色を再現し、「最も正しい色」を追求したビジュアルブックとなっている。
誌面では全図の掲載に加え、原寸大の画像を豊富に収録している。A4判より少し小ぶりなA4変型判のサイズを採用し、若冲の繊細な筆致や色づかいを含め、「動植綵絵」の全体から細部までを網羅する構成とした。
研究員による解説資料や関連情報を網羅
資料編には、皇居三の丸尚蔵館の研究員による最新の解説が収録される。伊藤若冲の人物像をはじめ、「動植綵絵」が描かれた背景、修復や公開の歴史などがまとめられているほか、落款・印譜や年譜も掲載される。
「動植綵絵」は、鳥や草花、虫、魚、貝などを組み合わせた全30幅からなる大規模な花鳥画で、若冲が宝暦7年(1757)頃から明和3年(1766)頃までのおよそ10年を費やして描いたとされる。当初は京都・相国寺へ寄進され、明治22年(1889)に皇室へ献上された歴史を持つ。
皇居三の丸尚蔵館のグランドオープンと特別展
皇居三の丸尚蔵館は、1989年に上皇陛下と香淳皇后により代々受け継がれた品々が国へ寄贈されたことを機に、1993年11月に宮内庁の施設として開館した。その後、旧秩父宮家、香淳皇后ご遺品、旧高松宮家、三笠宮家からの寄贈品が加わり、2019年から施設建設が進められた。2023年に宮内庁から独立行政法人国立文化財機構へ管理・運営が移管され、2026年秋に全面開館を迎える。
同館は2026年11月3日(火・祝)にグランドオープンし、2027年には国宝指定後初となる全30幅の一斉公開を含む特別展「国宝 動植綵絵 いろどりの世界」の開催が予定されている。
皇居三の丸尚蔵館 グランドオープン特別展の概要
- 第Ⅰ期 特別展「皇室の至宝−美いづるところ」:2026年11月3日(火・祝)−2027年1月24日(日)
- 第Ⅱ期 特別展「国宝 動植綵絵 いろどりの世界」:2027年2月4日(木)−3月14日(日)
- 第Ⅲ期 特別展「日本の書の美1300年」:2027年3月25日(木)−5月16日(日)
- 詳細URL:https://shozokan.nich.go.jp/feature/grand-opening/index.html
書誌情報
- 書名:若冲 国宝「動植綵絵」のすべて
- 編者名:皇居三の丸尚蔵館
- 出版社:平凡社(本社:東京都千代田区、代表取締役:下中順平)
- 発売日:2026年11月9日(月)
- 仕様:A4変型判/上製/272頁/和英対訳
- 予価:5,280円(10%税込)
- ISBN:978-4-582-20746-0
- アートディレクション:色部義昭(日本デザインセンター)
- 書籍情報URL:https://www.heibonsha.co.jp/book/b679980.html
本記事は株式会社平凡社の発表をもとに作成されています。
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