新たなスポーツ文化交流拠点に、下関市総合体育館が8月開業
下関市に新たなスポーツ文化交流拠点「下関市総合体育館(愛称:J:COMアリーナ下関)」が誕生し、ミズノ株式会社が特別目的会社(SPC)の構成企業として2024年8月5日から2039年3月31日まで運営管理を行う。この体育館は、既存体育館の老朽化による耐震性・安全性への対応やバリアフリーといった時代のニーズに応えるため新設された。
「下関市総合体育館」は、市民の日常的なスポーツから各種スポーツ大会・イベントでの利用が可能な「メインアリーナ」や「多目的ホール(サブアリーナ)」などを備え、屋外には誰でも利用できる芝生広場「みんなのはらっぱ」も整備された。また、現在、障害がある方が利用している「下関市障害者スポーツセンター」の機能も集約され、障害のある方は使用料を無料(減免)で利用できる。
「メインアリーナ」には約300インチの大型ビジョンが2カ所に設置され、バスケットボールコート3面・バドミントンコート12面が確保できるスペースがある。選手控室・大会本部室も備え、プロリーグの試合や各種スポーツ大会・イベントでの利用が可能だ。駐車場も606台完備している。
「下関市総合体育館」は、体育館を中心に半径5キロを利用圏内とし、下関市全体の人口25万人の約6割を占めるエリアとなっている。学生や高齢の方が多いため、ミズノ独自の自主事業として各種教室を開講する。また、少人数での利用や文化教室などの利用が多いと見込み、個人利用で使いやすい「多目的ホール(サブアリーナ)」や、4つの「多目的室」、ホワイトボードやプロジェクターが設置された2つの「会議室」など、スポーツ以外のシーンで使える設備も充実している。災害時には、救援物資の搬入出ができる物流拠点施設としての役割も担う。
7月23日から28日まで内覧会が開催され、事前の申し込みは不要だ。ミズノでは、1950年代からスポーツ施設の設計・施工を行ってきた。現在はスポーツ施設の運営にも携わり、2024年4月現在、全国で179契約1,258施設を管理運営している。今後もスポーツが身近にあるライフスタイルをサポートし、スポーツを”する”機会を創出していく。