糸島市で初のトレイルラン大会、地域活性化目指す
福岡県糸島市の火山を舞台に、トレイルランニング大会「伊都国 TRAIL RUN in 火山」が2024年7月28日に初開催される。この大会は、九州大学の学生や地元企業、行政区が協力し、スポーツを通して地域を盛り上げつつ、里山の環境保全にも取り組むという熱い思いから実現した。
コースは総距離約19kmで、定員は250名。大会前日の27日には、HIYAMA AUTO CAMP FIELDで”前夜祭”と呼ばれる懇親会も予定されている。
大会の開催趣旨は、糸島の魅力を日本中に伝えることと、トレイルランニングを通して環境保全活動を行うこと。九州大学大学院生の齊藤嵩人氏が中心となり、学生ボランティアと共に山の整備活動を進めながらコース作りを行っている。
また、株式会社タケマンとのコラボ企画として、火山でメンマの原料となるタケノコの収穫体験イベントも実施。里山の竹害問題にも取り組んでいる。
大会実行委員会の役員には、火山オートキャンプフィールドのオーナーである白水善将氏と、齊藤嵩人氏が名を連ねる。白水氏は「地元学生など地域一体となって、トレイルランというアウトドアスポーツ大会に取り組むことで、地域の歴史や魅力を多くの方に発信し、ひいては山の保全、青少年育成などの一助になれば」と語り、齊藤氏は「トレイルランニングという魅力的なスポーツをこの糸島で開催し、多くの人に楽しんで頂けることができれば何より嬉しい」と意気込みを見せている。
地域が一体となって取り組むこの大会は、スポーツと環境保全活動を通して、糸島の魅力を発信する新たな試みとして注目される。