PKSHAとX Capital、AI Powered PMOを2026年8月より提供へ
株式会社PKSHA Technologyと、グループ会社でAIを活用した業務改革やITプロジェクト推進を手がける株式会社X Capitalは、組織に蓄積された知見(組織知)をAIで活用するPMO体制を実現するサービス「AI Powered PMO」の共同提供を2026年8月より開始します。
本サービスは、AIと人が協働して役務を提供するPKSHAの「AI Powered Worker」をPMO領域に展開したものです。大規模システム開発・更改案件における構造的なPMOコストの削減とプロジェクト遅延リスクの低減を目指します。
株式会社マネジメントソリューションズの公表資料によると、国内のPMO市場は潜在市場・顕在市場を含め2024年の1兆3,130億円から2030年には1兆6,790億円規模へ拡大すると予測されており、IT領域にとどまらず非IT領域への広がりも見込まれる成長市場です。
一方で、大規模なシステム開発や更改案件では、多数のプロジェクトが並走し数百人から数千人規模のステークホルダーが存在するため、全体のガバナンス維持が重要となります。現状は大量のPMOを起用することで対処する企業が多く、莫大な人件費が事業会社の費用膨張やSI企業の収益圧迫を招いています。また、縦割りやボトムアップ型の情報伝達により連携コストがかかり、担当者の力量による伝達漏れや見落としがプロジェクト遅延などのリスクにつながる課題がありました。こうした背景から、両社はAIを活用したPMO体制の検討に着手しました。
組織知を活かす3つの価値
AI Powered PMOは、担当者個人が汎用AIツールを使うのではなく、組織に蓄積された知見を活用する点に特徴があります。PKSHAのAI技術知見と、X Capitalが培ったプロジェクト推進の実務判断ロジックを組み合わせることで、以下の3つの価値を提供します。
- PM判断に必要な情報取りまとめ・整理作業の自動化
タスクチケットや議事録、チャットに分散する一次情報の収集や整理、記載不足・更新漏れの確認やフォローをAIエージェントが自動化します。重要課題の抽出や進捗レポート作成まで進むため、PMO担当者は意思決定やガバナンス業務にリソースを集中できるようになります。
- 連携漏れ・論点の検討漏れの防止
特定領域での決定事項や仕様変更が他領域へ与える影響をAIエージェントが自動検知し、判断根拠とともに「誰に・何を・いつ」連携すべきかをレコメンドします。受け手がそのまま動ける形で通知し、プロジェクト遅延リスクを低減します。
- PMOコストの構造的な削減
情報の収集・整理・伝達業務をAIエージェントへ移管することで、プロジェクトに必要なPMO工数や人員数を最適化します。PMOの役割を高付加価値業務へ転換させ、SI企業における収益性の改善や事業会社のPMO内製化推進を支援します。
音声解析など今後の機能拡張と展望
両社は今後、対応可能なプロジェクト規模や業種の拡大を進めるとともに、継続的な機能拡張に取り組む方針です。将来的には、AIエージェントがチームの議論内容を音声解析し、プロジェクトリスクやチーム間の認識齟齬を自動でメンションする機能の拡充を進め、工期短縮と品質担保の両立を目指すとしています。
各社概要
株式会社X Capital
- 所在地:東京都港区虎ノ門2丁目6番1号 虎ノ門ヒルズステーションタワー33階
- 代表者:代表取締役社長 野原 秀介
- URL:https://xcap.co.jp/
株式会社PKSHA Technology
- 所在地:東京都文京区本郷 2-35-10 本郷瀬川ビル 4F
- 代表者:代表取締役 上野山 勝也
- URL:https://www.pkshatech.com/

本記事は株式会社PKSHA Technologyおよび株式会社X Capitalの発表(市場予測データは株式会社マネジメントソリューションズ「中期経営計画 Beyond1000」2026年2月16日公表資料)をもとに作成しました。
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