三重県四日市市議会がデジタル議会プラットフォーム「まちだん」の実証実験を開始

三重県四日市市議会とGcomホールディングス株式会社は、2024年7月1日より、デジタル議会プラットフォーム「四日市市議会 × まちだん」の市民公開を開始した。これは、四日市市議会のDX推進による地域発展への寄与を目的とした実証実験の一環である。

「まちだん」は、Webを通じて議会情報を発信し、住民からの相談も受け付けるプラットフォームだ。この取り組みにより、議会と住民との双方向コミュニケーションを活性化させ、より身近で開かれた議会の実現を目指している。2025年4月以降の本格運用に向けて、実証実験を通じてプラットフォームの検証を行う予定だ。

具体的な取組みとしては、以下の3点が挙げられる。

  1. 全議員のプロフィールをイラスト化し、視覚的にわかりやすく親しみやすい形式で提供する。
  2. 住民からの相談をオンラインかつチャットベースで受け付け、時間や場所にとらわれず気軽に相談できる環境を整える。
  3. 一般質問後の感想動画を公開し、議員の具体的な活動を30秒に凝縮してわかりやすく伝える。
プロフィールをイラスト化
住民からの相談受付
一般質問後の感想動画

このプロジェクトは、デジタル技術を活用することで地域社会の活性化を図り、住民の声を反映した政策作りを支援することを目的としている。地元を離れた住民も含め、すべての住民が議会活動に参加しやすい環境を提供することで、全世代に開かれた議会を実現することを目指している。

記者会見の様子(左:石川議長、右:伊藤副議長)

四日市市議会の石川善己議長は、「『まちだん』を通じて、より多くの市民の皆様に議会活動に関心を持っていただき、一緒に四日市市の発展に取り組んでいきたい」と述べた。今後の「四日市市議会 × まちだん」の取り組みに注目が集まる。