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オーエムネットワーク、AS/400保守にClaude Codeを正式導入

業務システム開発を手掛けるオーエムネットワーク株式会社は、AIツール「Claude Code」を活用したAS/400(IBM i)の保守改修運用を現場に正式導入しました。RPG開発経験の浅い若手エンジニアが、実際の基幹業務で稼働する帳票定義および発行制御プログラム計20本程度の改修・保守作業をトラブルなく完遂しました。同社は一連のプロセスを社内の「レガシーシステムモダン開発・保守スキーム」として標準化し、特定ベテラン社員への属人化からの脱却と技術継承体制を確立しました。

実践プロジェクト導入の背景

多くの企業の基幹業務を支えるIBM製の中規模コンピューター「AS/400(現IBM i)」は、高い堅牢性を誇る一方で、開発者の高齢化やドキュメントの不備によるコードのブラックボックス化が業界全体の課題となっています。特に長年運用されてきた帳票プログラムは、印刷レイアウト定義と固有の出力制御ロジックが複雑に絡み合い、ベテラン頼みの改修になりがちでした。

オーエムネットワーク株式会社は2026年3月に生成AIによる開発効率化の可能性を検証・公表していましたが、現場での継続運用や若手による改修の実現に向け、2026年7月から8月にかけて基幹システム保守運用フェーズで若手社員を中心とした実践プロジェクトを立ち上げました。

取り組み内容と確認された成果

プロジェクトでは、基幹システムで稼働する帳票定義ファイル(DDS)および発行・出力制御プログラム(RPG/CL)計20本程度を対象に、Claude Codeを用いて構造や依存関係を可視化して改修を実施しました。手厚いレクチャーなしで若手が構造を自力理解し、安全にリリースまで遂行しました。

また、AIの出力に対する人間による確認やプロンプト調整、類似パターンの横展開修正といった実務ステップを踏んで慎重に検証を行いました。その結果、人間による確実な確認を挟みつつ、手作業比で約30%〜40%の作業時間削減が確認されました。

開発担当者による評価

開発担当者は、AIに任せきりにせず修正箇所の確認や出力結果のチェックに時間を割いた上で手作業より30%〜40%程度の作業時間を削減できた点を評価し、「AIは単なる自動化ツールではなく、『エンジニアの確認作業を支え、ベテランのノウハウを若い世代へ繋ぐ架け橋』になると確信しています」とコメントしています。

今後の展開

オーエムネットワーク株式会社は、今回確立したスキームを社内基幹システムのさまざまな機能改修・保守業務へ順次拡大していく方針です。また、「2025年の崖」やレガシーシステム保守の技術者不足課題に対し、自社での成功体験やノウハウをもとに情報発信を行っていくとしています。

  • 会社名:オーエムネットワーク株式会社
  • 所在地:新潟県新潟市中央区
  • 事業内容:業務システム開発、シフト管理システム「R-Shift」
  • 提供Web:https://www.omnetwork.co.jp/

本記事はオーエムネットワーク株式会社の発表をもとに作成。

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