老人ホーム見学者の費用満足度は地域間で大差なし クーリエが調査結果を発表
株式会社クーリエの社内研究機関である「みんなの介護研究所」は、介護施設検索サイト「みんなの介護」経由で老人ホームを見学した人を対象に実施した費用満足度に関するアンケート調査の結果を公表した。5つの地域圏別で集計した費用満足度の平均は★3.44〜3.57となり、地域間の最大差は0.13点にとどまった。また、アンケートの自由記述で「費用が高い」と言及した割合も12.0〜13.7%と地域による大きな差は見られなかった。


地域圏別の費用満足度は★3.44〜3.57で推移

見学者の費用満足度を地域圏別に集計した結果、関西圏(大阪・京都・兵庫)が★3.57で5地域圏の中で最も高くなった。次いで首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)が★3.55、地方主要4都市(札幌・仙台・広島・福岡)が★3.53、その他地域が★3.50となり、中京圏(愛知)は★3.44で最も低かった。トップの関西圏と最下位の中京圏との差は0.13点となっている。
アンケートの自由記述欄において「費用が高い」という言及が含まれる割合は、地方主要4都市(札幌・仙台・広島・福岡)が13.7%、関西圏が12.7%、その他地域が12.7%、中京圏が12.5%、首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)が12.0%と、各地域圏でほぼ横並びとなった。
2026年8月12日時点のみんなの介護調べ「月額費用実態調査」によると、都道府県別の月額費用(最安部屋タイプ平均)は最高値の東京都(19.5万円)から最安値の宮崎県(7.9万円)まで約2.47倍の開きがある。地域ごとの相場価格には開きがあるものの、費用満足度や「高い」という言及率のいずれにおいても、地域の費用相場と不満度は比例していない傾向がうかがえる。
評価は地域の相場に基づく相対的な基準と分析

みんなの介護研究所の武智弘樹所長は、各地域の相場価格に差がある一方で満足度などに地域差がほとんどない点について、見学者の費用に対する評価が絶対的な金額の高さではなく「自身の住む地域の相場」という相対的な基準によって決まっていると考えられるとしている。また、設備や交通の便などのサービス内容を実際に見学して確認したことによる納得感も影響しているとの見方を示した。
調査概要と会社情報
調査概要
- 調査実施日:2026年9月10日
- 調査対象サイト:「みんなの介護」https://www.minnanokaigo.com/
- 調査対象:2025年9月~2026年8月に「みんなの介護」経由で老人ホームを見学し、見学アンケートに回答した人のうち、見学した施設の所在地(都道府県)が判別できる回答者(全施設種別合算)
- 調査機関:みんなの介護研究所(株式会社クーリエ)
- 調査手法:自社アンケートデータの集計
- 算出方法:回答者を、見学した施設の所在都道府県をもとに5つの地域圏(首都圏=東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県/関西圏=大阪府・京都府・兵庫県/中京圏=愛知県/札幌・仙台・広島・福岡を含む地域=北海道・宮城県・広島県・福岡県/その他地方=上記以外の道県)に分類し、地域圏ごとに費用満足度(5段階評価)の平均と、費用欄の自由記述に「高い」「高め」「予算オーバー」「払えない」のいずれかの語を含む回答の割合を算出した。回答数は首都圏8,093件・関西圏3,253件・中京圏1,316件・札幌・仙台・広島・福岡を含む地域2,570件・その他地方4,692件(合計19,924件)。

株式会社クーリエについて 株式会社クーリエは、介護施設検索サイト「みんなの介護」を中心に各種介護関連プラットフォームを運営している。
- 所在地:〒150-6009 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー9階
- 代表取締役:安田 大作
- コーポレートサイト:https://www.courier.jpn.com/
本記事は株式会社クーリエ(みんなの介護研究所)の発表をもとに作成。
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