Dellows News

Okta、OIGとOPAの新機能および拡張されたITDR機能を発表

米国のサンフランシスコに本社を置くOkta, Inc.は、アイデンティティガバナンス製品「Okta Identity Governance(OIG)」と特権アクセス管理製品「Okta Privileged Access(OPA)」の新機能を発表した。あわせて、買収したPermiso Securityによって拡張されたITDR(アイデンティティ脅威検出と対応)の新機能も明らかにしている。組織全体におけるアイデンティティのリアルタイム制御やコンプライアンスの自動化などを通じ、安全なAI導入の加速を支援するとしている。

運用の負担を軽減するアイデンティティガバナンスの新機能

Forrester Consultingの調査によると、Oktaの統合プラットフォームを導入した企業は、新規アプリのオンボーディング期間を75%短縮し、216%の全体ROI(投資対効果)を達成したという。間もなく提供されるOkta Identity Governanceの新機能では、自動化されたコンテキスト駆動型の制御により運用負担の軽減を図る。

  • Advanced Entitlement Management for AWS:開発者、ワークロード、AIエージェント全体における詳細な権限管理を一元化する。
  • Intelligent Request Recommendations:Slack、ServiceNow、Oktaダッシュボードなどのワークフロー内から直接アクセス権を申請可能にする。
  • Automated Drift Detection & Remediation:未承認のアクセス変更を特定し、不適切な権限をリアルタイムで取り消す。

さらに、8,000以上の事前連携済みアプリカタログをベースに、AIを活用して新しいインテグレーションをわずか48時間以内で提供する「48時間インテグレーション」も導入される。手作業で従来2〜3ヶ月かかっていた期間が短縮される。ユーザー企業であるInstructure社のITセキュリティアナリストのAshley Taylor氏は、アクセス権の棚卸し作業について、以前は2人がかりで丸1ヶ月かかっていた作業が1人でわずか1日で完了するようになったと述べている。

常時付与される特権のリスクを軽減する特権アクセス管理

セキュリティ侵害の39%は認証情報の悪用によるものとされており、常時付与されたままの特権への対策が求められている。Okta Privileged Access(OPA)は、ジャストインタイム(JIT)アクセスの適用範囲を拡張し、以下の新機能を提供する。

  • Unified Database Security:サーバー、SaaSアカウント、Active Directory全体でポリシー適用を一元化し、データベースのシークレットを自動保管・ローテーションする。
  • Dynamic Kubernetes Protection:ポッド起動時のサービスアカウント用トークンのハードコーディングや手動ローテーションを不要にし、長期保有資格情報のリスクを極小化する。
  • Network Device Coverage:ルーター、ファイアウォール、スイッチなどへ管理対象を広げる。
  • Machine-Speed Workload Protection:自動化されたアイデンティティ、CI/CDパイプライン、AIエージェントを即座に認証し、アクションが責任を負う人間のアイデンティティまで追跡可能であることを検証する。

Oktaのチーフプロダクトオフィサー(CPO)であるEly Kahn氏は、ガバナンス、特権アクセス管理、脅威検出を単一の独立したプラットフォームへ統合することで動的かつリアルタイムな統制力を提供し、ゼロスタンディング特権の排除を日々の運用における現実へと変えていくとしている。

Permiso Securityの買収に伴うITDR機能の拡張

Oktaは先般のPermiso Security買収に伴い、既存のITDR機能をさらに拡張・強化する。Permisoは複数のアイデンティティプロバイダー(IdP)、クラウド環境、SaaSアプリケーションを網羅するアイデンティティリスクシグナル、行動分析、脅威インテリジェンスに基づく検知機能を提供しており、Oktaとの融合により多様なアイデンティティに潜む脅威の発見・監視・対応を支援する。

なお、これらの取り組みに関する詳細は、米国時間9月23日〜24日に開催される「Oktane」にて紹介される。

新機能の提供予定時期と企業概要

新機能の提供開始時期は以下の通り予定されている。

  • Okta Identity Governance(OIG)の新機能:第4四半期までに早期アクセスとして提供を開始する予定
  • Okta Privileged Access(OPA)の新機能:第1四半期までに一般提供を開始する予定

Okta, Inc.の概要は以下の通り。

  • 本社:米国・サンフランシスコ
  • ビジョン表記:The World’s Identity Company™
  • 公式URL:https://www.okta.com/ja-jp/

本記事はOkta, Inc.の発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間