観光客と地元のアマチュアガイドをマッチング「Spot On」リリース

株式会社Spot Onは、旅行者と現地ガイドをつなぐマッチングサービス「Spot On(スポットオン)」をリリースした。このサービスは、旅行者が自分の興味や目的に合わせて現地ガイドを探し、直接コミュニケーションを取ることで、よりパーソナライズされた旅行体験を提供することを目的としている。

ユーザーは、ガイドのプロフィールやレビューを確認し、自分に合ったガイドを選ぶことができる。ガイドとのやり取りはチャット機能を通じて行い、今後はガイドが旅行プランを作成し、プランを予約する機能も開発中だ。

Spot Onの特徴は、行きたい場所を設定してガイドを検索し、チャット内機能で予約の申し込みを行い、ガイド完了後にバッジの付与とレビューを行うことができる点だ。

このサービスは、現地ガイドとして働く人々に新たな働き方の選択肢を提供し、観光客の増加に伴うガイドの需要に応えることができる。また、旅行者は現地の人々とスムーズに交流することができ、深い文化理解や現地ならではの体験を得ることができる。

さらに、Spot Onは地域経済の活性化にも寄与する。旅行者が現地ガイドを利用することで、地域の観光資源がより活用され、地元の経済活動が促進される。地域社会との連携を強化し、持続可能な観光業の発展を支援することが期待される。

現在はβ版として、運営サイドがスカウトした方のみガイド登録が可能だが、2024年8月中には東京で正式にガイド登録機能をリリースする予定だ。また、英語や韓国語、中国語などのバージョンも予定しており、海外からのインバウンド需要にも対応していく予定である。

Spot Onは、iPhoneに対応しており(Androidは現在準備中)、基本利用料は無料(ガイドの料金は個別に設定)となっている。App Storeやウェブサイトからダウンロードすることができ、インスタグラムでも情報を発信している。

このサービスは、旅行者と現地ガイドをつなぐ新しい形のマッチングサービスとして注目を集めている。旅行者にとっては、より深い旅行体験を得ることができ、現地ガイドにとっては新たな働き方の選択肢となる。地域経済の活性化にも寄与するSpot Onの今後の展開に期待が高まっている。