エモーショナル・テクノロジーズの感情解析AI KDEをRobutlerに搭載
株式会社 エモーショナル・テクノロジーズと米国のRobutler Corporationは、感情解析AIエンジン「KDE(Kansei Driven Engine)」を、アプリプラットフォーム「Robutler」上で動作するAIエージェントとして搭載すると発表した。これにより、専門的な知識や開発環境を用意することなくKDEを呼び出せるほか、KDEを組み込んだアプリの開発および公開が可能になる。大学との10年以上にわたる産学連携研究を経て確立された感情解析技術が、グローバルに提供される。

専門知識なしで感情解析AI「KDE」の呼び出しや組み込みが可能に
KDEは、表情や音声、発話内容などを組み合わせたマルチモーダル解析によって人の感情を定量化するAIエンジンである。エモーショナル・テクノロジーズが大学との産学連携研究を通じて確立した独自の感情解析理論「KIBI理論」を基盤としている。
これまで感情解析技術の導入にはモデルの導入や実行環境の構築、APIの実装といった前提が必要だったが、Robutler上のAIエージェントとして動作することで、利用者は環境構築を行うことなくアプリからKDEを呼び出せるようになる。また、実現したい内容を言葉で伝えることで、KDEを含む部品を組み合わせたアプリの組み立てが可能となり、CRMアプリでの感情推移の可視化や会議記録の解析、動画の反応抽出などに活用できるとしている。

協働基盤「Web of Agents」により外部AIツールとも連携

Robutlerは、ドキュメントやスライド、デザイン、動画、プロジェクト管理などのプロ仕様アプリを無料で利用、リミックスできるプラットフォームとして、2026年8月11日(米国時間)にパブリックベータのグローバル提供を開始した。
基盤となる「Web of Agents」は、アプリとエージェントがインターネットを介して協働するネットワークであり、KDEはこのネットワークに新たなエージェントとして加わる。RobutlerはClaude、ChatGPT、Codexといった外部のAIアシスタントやコーディングエージェントからもMCP(Model Context Protocol)経由で接続できるため、利用者は使い慣れたツールからKDEを活用できる。
無料で利用可能、アプリ開発者への収益還元モデルを採用
Robutlerのアプリは無料で利用でき、作り手は自身のアプリが使われた分や、リミックス元となった実績に応じてプラットフォームの収益から報酬を得る仕組みとなっている。収益源はAIやクラウドの容量を購入する任意加入のプレミアムプランなどから生まれており、無料プランでも実際の業務に足る規模で全機能が提供される。
エモーショナル・テクノロジーズ代表取締役CEOの西田 俊は、人とAIが協働する上で感情理解が重要であるとし、Robutler上でパーソナルAIエージェントがパートナーとなる未来の実現を目指すと述べている。また、Robutler創業者兼CEOのヴォロディミル・セリュチェンコは、限られた組織のものだった感情解析技術を誰もが利用・開発できる環境を提供するとコメントしている。
日本市場の展開と国内エコシステム構築を推進
Robutlerは日本貿易振興機構(ジェトロ)の支援対象企業として承認されており、日本市場への展開を進めている。両社は今後、UIや技術資料の日本語環境の整備、勉強会やハッカソンなどのコミュニティづくり、国内企業・団体との活用事例の共同開発、対応領域の拡大に共同で取り組むとしている。
会社概要
- 株式会社 エモーショナル・テクノロジーズ
- 所在地: 東京都中央区日本橋2-1-3
- 代表者: 代表取締役CEO 西田 俊
- 設立: 2023年5月
- 事業内容: 感情解析AIを活用した製品・サービスの開発・販売、各種コンサルティング、感情分析・マーケティング業務
- URL: https://emotional-tech.jp/
- Robutler Corporation
- 所在地: 米国カリフォルニア州ロスガトス
- 代表者: 創業者兼CEO ヴォロディミル・セリュチェンコ
- 設立: 2025年
- 事業内容: 誰もが使い、リミックスし、開発できる無料のプロ仕様アプリのプラットフォーム「Robutler」の開発・運営
- URL: https://robutler.ai
本記事は株式会社 エモーショナル・テクノロジーズおよびRobutler Corporationの発表をもとに作成。
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