飲食店ドットコム、「物件登録AIアシスタント」(β版)をリリース

株式会社シンクロ・フードが運営する飲食店の出店・開業・運営支援プラットフォーム「飲食店ドットコム」は、2024年7月10日、飲食店舗物件情報サイト「店舗物件探し」において、新規物件登録時に必要な情報入力をChatGPTでサポートする「物件登録AIアシスタント(β版)」をリリースした。

「店舗物件探し」は、2003年9月より飲食専門の店舗物件を紹介するサイトとして運営されており、2024年現在、店舗に強い約3,000社の不動産会社と提携し、7,000件以上の貸し店舗物件を掲載している。掲載物件の約半数が、飲食店開業希望者に人気の居抜き物件だ。

「物件登録AIアシスタント(β版)」は、不動産会社が新規物件を登録する際に、必要な情報入力をサポートする機能である。新規物件登録ページ内のアップロードボタンから「マイソク」などの物件情報の画像(PDFまたはJPEGファイル)をアップロードするだけでChatGPTを活用したAIが自動で解析し、登録情報を自動入力する。マイソクとは、不動産業界の専門用語で、物件情報の「物件概要・間取り図・契約情報」などがまとめられている資料のことを指す。これにより、不動産会社は物件登録業務の負担を大幅に軽減することが可能となる。

同社では、各サービスにおいてChatGPTを活用した入力効率化などの開発を2023年度から注力しており、不動産会社からの「なるべく早く登録したい」「正確に内容を登録したい」「PDF取り込み機能があれば便利」といった声を反映し、AIを活用した物件登録効率化を図る機能の開発に至った。

今後は「店舗物件探し」の物件登録時における複数画像のアップロードやさらなる読み取り精度向上など、AIを活用しながらさらに便利に効率よく利用できる機能を充実させていく予定だ。また、AIを活用した入力効率化の機能は、さらに社内の他のサービスにも実装していく予定であり、これによりユーザビリティーの向上およびより質の高いサービスを提供していくとしている。

株式会社シンクロ・フードは、”多様な飲食体験から生まれるしあわせを、日本中に、そして世界へと広げる”というビジョンのもと、飲食店経営・運営を支援するプラットフォーム「飲食店ドットコム」を運営している。テクノロジーを最大限に活用し、飲食店の出店開業・運営に必要な「ヒト・モノ・情報・サービス」など多様な選択肢をシンプル・スピーディに提供していくことで、飲食業界の発展・関わる人のしあわせに貢献していく方針だ。