斜線堂有紀の新作掌編小説集『さよならに取られた傷だらけ 不純文学』11月発売
河出書房新社は2024年11月6日、人気作家・斜線堂有紀の掌編小説集『さよならに取られた傷だらけ 不純文学』を河出文庫より刊行する。
本書は、著者が2018年5月から2020年5月にかけてTwitter(現X)で「#不純文学」のハッシュタグを付けて発表した掌編(ショートショート)作品から250話を厳選し、一冊にまとめたものだ。「私」と「先輩」の二人が、さまざまな世界で出会い、別れ、不可思議で不条理なストーリーが1ページごとに展開される。
「#不純文学」は2019年に『不純文学 1ページで綴られる先輩と私の不思議な物語』として書籍化されたが、長らく品切れとなっており、多くの読者から復刊を望む声が寄せられていた。今回の新版では、2019年版の刊行以降に書き続けられた作品も含め、倍の250話を収録。改稿も施され、新旧のファンに新鮮な読み味を提供する。
著者の斜線堂有紀は、1993年秋田県生まれ。2016年『キネマ探偵カレイドミステリー』で第23回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞しデビュー。ミステリからSFまで幅広いジャンルで精力的に作品を発表し、高い評価を得ている。
『さよならに取られた傷だらけ 不純文学』は、文庫判、並製、272ページ、定価891円(税込)となる。