GEM Partners、映画宣伝に使える過去作品研究ツール「CATSシネマ鑑賞者スコープ」提供開始

GEM Partners株式会社は、1,600作品以上の劇場映画鑑賞者データを基にした映画宣伝のための過去作品研究ツール「CATS シネマ鑑賞者スコープ」の提供を2024年10月18日に開始した。

本ツールは、2014年12月以降に劇場公開された1,600作品以上の豊富な鑑賞者データを用意しており、宣伝作品の過去類似作品を発見し、深掘り研究することが可能だ。調査項目には、作品鑑賞者の属性や評価、鑑賞スタイル、鑑賞・非鑑賞理由などが含まれる。

「CATS シネマ鑑賞者スコープ」では、劇場公開作品の鑑賞者属性、満足度・続編意向、鑑賞行動・「観た理由」などを把握でき、なぜヒットしたのかを紐解くことができる。さらに、非鑑賞者の「観たかったが観ていない理由」や「観たくならなかった理由」などの調査も実施しているため、なぜヒットしなかったのかの理由まで具体的に分析可能だ。

本ツールのオンライン機能により、分析作品に類似した過去作品の発見をサポートする。類似作品を発見する際には、「映画タイプ」や「興行収入」で絞り込めるほか、「性別」「年代別」などの鑑賞者属性をはじめ、「誰と観たか」「映画館で観る映画に何を求める人が観たのか」といったスタイル軸も用意されている。さらに、ピックアップした作品の比較や深掘り結果をグラフィカルに表示できるため、視覚的に差分を把握できる。

映画の宣伝・配給会社は、過去類似作品の分析により、今後公開を控えている作品プロモーションの施策立案・検討に活用できる。また、作品鑑賞者の性年代別・年間鑑賞本数別による反応の違いを把握することで、ターゲットセグメントにおける宣伝効果を検証できる。

企画製作・コンテンツホルダーは、「観た理由」「観なかった理由」を分析することで、消費者が鑑賞に至った/至らなかった理由を把握できる。作品のどの要素が評価され、どこに改善の余地があるかを明確にすることで、次回の企画製作においてより質の高い作品を生み出すための重要な指針となる。また、鑑賞者のフィードバックをもとに好評を得た要素を次回の作品に反映することで、ファンの忠誠心を高め、ポジティブな作品ブランドイメージを築くことができる。

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