イシン株式会社、世界のAIスタートアップ50社をまとめた「AI50レポート」を公開
イシン株式会社は2024年7月8日、注目のAIスタートアップや資金調達動向をまとめた「AI50レポート」を公開した。
近年、AIを核とした新しいビジネスモデルを持つスタートアップが数多く登場し、驚異的な成長を遂げている。特に2022年秋にOpenAIが対話型AI「ChatGPT」を発表して以降、生成AIの関連企業が注目を集めている。2023年にはOpenAIへのMicrosoftからの100億ドル出資を皮切りに、AnthropicやInflection AIなどのAI開発企業による大規模な資金調達が相次いだ。CB Insightsの”State of AI 2023 Report”によると、2023年のAI業界の資金調達額は前年比10%減に留まり、全業界平均の42%減を大きく上回った。AI関連企業への期待は引き続き高いことがうかがえる。
AI関連企業の存在感が増す中、基盤となるAI技術だけでなく、AIを活用したアプリケーションも多様化が進んでいる。チャットボットや文字起こし、クリエイティブ向けの生成ツールをはじめ、営業支援や顧客対応、業務効率化などのオフィスツール、医療分野での診断支援や製造業の品質管理などに用いられる画像解析、本人確認ソリューションなど、AIアプリケーションが適用される業種や業界は多岐にわたっており、急速に普及が進みつつある。インフラストラクチャについても、多言語対応・オープンソース・セキュリティ重視など多彩な大規模言語モデル(LLM)が開発されているほか、さまざまなAI開発向けプラットフォームが登場している。
本レポートでは、世界のAI関連スタートアップの中から累計資金調達額トップ50社をピックアップし、医療、自動車関連、金融、ロボット、サプライチェーン、フィットネス、業務支援、システム構築/ソリューション、大規模言語モデル、開発向けプラットフォームの10のカテゴリーに分類して紹介している。
イシン株式会社は、世界のスタートアップエコシステムと日本をつなぐことをミッションに活動している日系テックメディア「TECHBLITZ」を運営している。最新の世界のスタートアップ情報や各国のエコシステムの動向、日本企業のオープンイノベーション活動を取材し、記事やレポートで情報を発信するほか、日本企業向けイノベーション情報ポータル「BLITZ Portal」の運営や、各種イノベーション支援を行っている。