入居一時金0円の老人ホーム、調査した4種別すべてで費用評価が一時金ありを上回る
株式会社クーリエが運営する社内研究機関「みんなの介護研究所」は、介護施設検索サイト「みんなの介護」の見学アンケートデータを集計した費用満足度の調査結果を発表した。調査対象となった介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームの4種別すべてにおいて、入居一時金0円の施設の方が一時金ありの施設よりも費用評価の平均が高い結果となった。あわせて、費用欄の自由記述で「高い」と言及した人の割合も、全種別で一時金0円の施設の方が低いことが分かった。
4種別すべてで一時金0円の施設が一時金ありの費用評価を上回る

見学アンケートの費用満足度(5段階評価)について、入居一時金0円の表示有無と施設種別ごとに平均を算出したところ、調査した4種別すべてで一時金0円の施設の方が高い評価となった。

施設種別ごとの費用評価の詳細は以下の通りである。
- 介護付き有料老人ホーム:一時金0円施設★3.50(回答数3,551件) > 一時金あり施設★3.41(回答数2,244件)
- 住宅型有料老人ホーム:一時金0円施設★3.62(回答数2,821件) > 一時金あり施設★3.52(回答数2,637件)
- サービス付き高齢者向け住宅:一時金0円施設★3.57(回答数1,064件) > 一時金あり施設★3.46(回答数2,790件)
- グループホーム:一時金0円施設★3.52(回答数1,132件) > 一時金あり施設★3.47(回答数1,649件)

費用欄の「高い」言及率も全種別で一時金0円の施設が低い結果に
費用欄の自由記述に「高い」「高め」「予算オーバー」「払えない」のいずれかの語を含む回答の割合を集計したところ、すべての施設種別で一時金0円の施設の方が低い割合を示した。
介護付き有料老人ホームでは一時金ありの19.8%から一時金0円で14.1%へと5.7ポイント低下した。住宅型有料老人ホームは13.0%から9.9%、サービス付き高齢者向け住宅は12.7%から10.8%、グループホームは10.6%から10.2%へと低下している。下がり幅には差が見られ、介護付き有料老人ホームで5.7ポイント下がった一方、グループホームは0.4ポイントの変化にとどまった。
月額込みの総額での比較検討が重要
みんなの介護研究所の武智弘樹所長は、入居一時金0円の施設はサービスや設備の削減を警戒されがちであるものの見学者自身の評価は逆の結果を示しているとした上で、「見学時は一時金の有無だけでなく、月額込みの総額で比較検討してほしい」とコメントしている。
また、グループホームにおける言及率の変化が0.4ポイントにとどまった点について、一時金ありの段階でも「高い」の言及率が4種別で最も低く、0円になっても変化の余地が少なかったとみられることや、関心の軸が一時金より月額費用側にある可能性を指摘している。

調査概要と運営会社
調査概要および発表元の情報は以下の通り。
【調査概要】
- 調査実施日:2026年9月9日
- 調査対象サイト:「みんなの介護」https://www.minnanokaigo.com/
- 調査対象:2025年9月~2026年8月に「みんなの介護」経由で老人ホームを見学し、見学アンケートに回答した人のうち、介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・グループホームのいずれかを見学した回答者
- 調査機関:みんなの介護研究所(株式会社クーリエ)
- 調査手法:自社アンケートデータの集計
【会社概要】
- 社名:株式会社クーリエ
- 所在地:〒150-6009 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー9階
- 代表取締役:安田 大作
- コーポレートサイト:https://www.courier.jpn.com/
本記事は株式会社クーリエ(みんなの介護研究所)の発表をもとに作成。
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