多変量解析で企業経営を可視化、新財務分析サイト「企業力Benchmarker」リリース
株式会社SPLENDID21は、2024年6月24日に経営を見える化する財務分析サイト「企業力Benchmarker」をリリースした。同サイトは、多変量解析を用いた「企業力総合評価」を分析のスタート地点とし、上場企業等の最新の分析結果を深掘りできる新しい財務分析サイトだ。
財務分析がわかりにくい原因は、バラバラに動く財務指標を一つ一つ評価しなければならないこと。「企業力Benchmarker」では、定量的な結論を知ったうえで一般的な財務指標へと視点を移していくことが可能だ。
「企業力Benchmarker」は、上場企業等の財務データを金融庁のサイトから自動で取得し分析・公開するサービス。統合指標には企業力総合評価以外に「親指標」と総称する6つの統合指標(営業効率、資産効率等)がある。親指標をさらに統合したのが企業力総合評価で、「右肩あがり=企業成長」と読む。
企業力Benchmarkerを利用する際には、はじめに企業力総合評価で全体の成長性を確認してから、親指標でカテゴリごとのトレンドを把握。悪化や改善が著しいカテゴリの財務指標・数値の詳細を見ていく。財務分析を4STEPに分けることで、成長性や強みや弱みをざっくり把握してから詳細な分析をすることが可能だ。
また、企業が提出する有価証券報告書に含まれる企業独自に設定した勘定科目を、「財務分析の視点でどの勘定科目に属するか」を分類しなおし、極力精緻な分析ができる土台を整えている。
企業力Benchmarkerは、3,850円(税込)/月で利用可能(キャンペーン価格。2025年5月末まで適用。定価5,500円(税込))だ。
株式会社SPLENDID21は、これまでも「企業分析の結論をわかりやすく」をモットーに、経営診断システムの販売やE-ラーニングシステムの運用、経営コンサルティングなど企業分析に関連する総合的なサービスを展開してきた。
開発担当のシステム部・鈴木彩賀氏は、「企業力Benchmarker」を「ビジネスマン」「個人投資家」「就活生・転職者」など、幅広いユーザーに利用してほしいと語る。経営をよくするお手伝いも、隠れた優良企業を見つけることも、企業の実態を見つめることも可能なシステムだ。
今後、企業力Benchmarkerは比較分析や詳細検索など、さらなる機能追加を予定している。統合指標だけではなく、これまで培った分析ノウハウを反映し、財務分析が面白いと感じていただけるサイトを目指す。