ログミーFinance、英文開示支援を本格始動
ログミー株式会社は、かえでIRアドバイザリー株式会社と吸収合併契約を締結し、IRメディア「ログミーFinance」を通じて、2024年6月3日より決算情報や適時開示情報などの英文開示支援・日英翻訳サービスを本格始動した。
この動きは、2025年4月からの東証プライム市場における英文開示義務化に対応するためのものだ。東証は海外投資家が投資判断をしやすい環境を整え、海外からの投資資金を呼び込む目的で上場企業の英文開示を促進してきた。2023年12月末時点でプライム市場の98.2%、全市場の60.4%が英文開示を実施しており、全市場で英文開示の需要が高まっている。
ログミーFinanceは、かえでIR社から企業の英文情報発信プロフェッショナルをメンバーに迎え、IRプロダクション本部翻訳部を新設。日本企業が欧米企業と同等のクオリティで英文情報発信することを支援する「英文開示支援・日英翻訳サービス」を開始する。
同社のプロフェッショナルは、日本語で書かれた情報を英語の論理と欧米ビジネス社会のコンテクストに従って「伝える」ことを重視。「経営者の思い」を行間から読み取りプレイン・イングリッシュで伝えるノウハウを持っている。
提供サービスには、英文開示コンサルティング、日英翻訳、英文開示書類作成、海外投資メディアへの英文記事配信などがある。
ログミーFinanceは、上場企業の決算説明会などの書き起こし記事を掲載するIRメディアで、直近の掲載社数は1,500社を突破。年間184万人の投資家が活用している。また、「ログミー IRセミナー」「ログミー IR Live」は、投資家とIR活動に積極的な上場企業との「出会いの場」「対話の機会」として支持を獲得し、登壇企業数はIR支援業界でNo.1となった。
今後もログミーFinanceは、企業と投資家をつなぐIRテックイノベーターとして、IRの民主化に貢献していく方針だ。