Dellows News

データスプリング、中東・北アフリカ3か国の生活基盤に関する自主調査結果を発表

東京都千代田区に拠点を置く株式会社データスプリングは、自社が保有する海外パネルを活用し、中東・北アフリカ3か国(モロッコ、エジプト、トルコ)を対象とした自主調査を実施しました。同調査は新興3か国(カザフスタン・スリランカ・バングラデシュ)を対象に実施してきた自主調査シリーズの続編として、調査対象を中東・北アフリカ地域へ広げたものです。全3回で構成されるシリーズの第一弾として、有職者の世帯構造、所得と支出、住まいの実態などから見える各国の生活基盤に関する分析結果が公開されました。

拡大家族と核家族都市型に二分される世帯構造

モロッコ、エジプト、トルコの3か国を比較したところ、生活者の価値観や消費行動は世帯構造の違いに大きく影響されていることが示されました。

世帯人数では、モロッコとエジプトで5人以上世帯が約4割を占め、親族と同居する拡大家族が世帯の標準形となっています。同居家族の構成は、モロッコが父母51%・兄弟姉妹37%、エジプトが父母43%・兄弟姉妹32%となり、配偶者や子供以外との同居が広く見られます。一方、トルコは3〜4人世帯が66%(Y世代では73%)を占め、配偶者65%・子供50%に対して父母30%・兄弟姉妹16%と、3か国の中で最も核家族化が進んでいます。

世代別では、モロッコとエジプトにおいて特にZ世代で5人以上世帯が4〜5割となり、若年層ほど拡大家族で暮らす傾向がみられます。父母との同居割合は、モロッコでZ世代69%からY世代39%へ、エジプトでZ世代67%からY世代25%へと低下し、配偶者との同居割合はモロッコ68%・エジプト77%へと上昇しています。

国ごとに異なる所得水準と職業・支出の傾向

所得構造にも国ごとに明確な差がみられます。モロッコでは世帯年収130,000 MAD以上が36%、280,000 MAD以上も21%存在し、世帯人数の多さに伴い世帯合算での購買力を持つ層が一定数存在します。エジプトは世帯年収212,000〜471,999 EGPが23%で最頻となり、142,000 EGP以上で約8割に達して分布が中央に集中する一方、上位レンジ(1,417,000 EGP以上)は13%と3か国の中で最も低くなっています。トルコは世帯年収602,000 TRY以上が計64%と最も上位に寄った分布となり、所得の底上げが進んだ市場だと推察されています。

職業構成では、エジプトが管理職19%・専門職18%・IT関連10%と高スキル職で突出し、Y世代では管理職が24%に達しています。モロッコは会社員20%が最多となり、トルコは会社員15%・専門職13%を軸に職種構成が分散しています。

支出構成においては、3か国とも食費が最大費目(23〜28%)となっています。エジプトは食費28%が最も高く家賃9%が最も低い一方、モロッコは家賃15%が3か国の中で最も高くなっています。

同居・持ち家・集合住宅と三者三様の住居形態

住居形態についても国ごとに異なる特徴が確認されました。

モロッコは「親や親族の持ち家に同居」24%が最多で、独立した住居を構える前段階の層が厚い構成です。エジプトはマンション・アパートメント(持ち家)38%+戸建て(持ち家)24%と持ち家中心の基盤がみられます。トルコはマンション・アパートメント(持ち家46%+賃貸31%)で集合住宅が77%を占めており、都市集住型となっています。

調査概要

  • 調査手法:ウェブ調査(定量調査)
  • 対象国:モロッコ/エジプト/トルコの3か国(対象国全土)
  • 対象者条件:男女20-44歳、有職者(Z世代=20-29歳、Y世代=30-44歳)
  • サンプル数:3か国計1,115ss(モロッコ 363ss/エジプト 413ss/トルコ 339ss)※性年齢の人口構成に合わせウエイトバック集計対応
  • 設問数:スクリーニング設問8問、本調査設問22問

会社概要

  • 会社名:株式会社データスプリング
  • 所在地:東京都千代田区
  • 代表者:代表取締役CEO:細野 智裕
  • URL:https://ja.d8aspring.com/
  • お問い合わせ先:MAIL:jpmarketing@d8aspring.com

本記事は株式会社データスプリングの発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間