ユニセフ、ネパール土石流被災地へ支援物資84トンを空輸
2026年9月4日朝、人道支援物資84トンを積んだ航空便がネパールのカトマンズに到着した。ユニセフ(国連児童基金)は、ボテコシ川・トリシュリ川流域で発生した壊滅的な土石流の被害を受けた子どもと家族へ緊急物資を送り届ける。被災地域では多くの家族が住まいや家財を失い、安全な水や衛生設備の確保、教育施設や保健施設などのインフラ復旧が課題となっている。
欧州連合の支援を受け84トンの緊急物資を空輸

欧州連合(EU)の支援を受けた今回の航空便は、ユニセフの国際的な物資供給拠点があるコペンハーゲンを出発し、数十万人を支援するための物資を輸送した。
貨物には、急性水様性下痢症対応キットや診断機器のほか、貯水タンク、衛生キット、水処理用品、テント、乳幼児・子ども用の冬服キット、学習教材などが含まれている。ユニセフ・ネパール事務所代表のアリス・アクンガは、「これらの支援物資は、洪水の被害を受けた子どもと家族にとって極めて重要な時期に届きました」と述べている。

最も被害を受けたラスワ郡など3地域へ配送
支援物資は数十台のトラックに積まれ、最も大きな被害を受けたラスワ郡、ヌワコット郡、ダディン郡の各地へ運ばれる。これらの地域では、ユニセフのチームが政府関係機関やパートナーと連携して活動を展開している。
物資は、安全な水の確保や疾病予防の強化、子どもたちの学習支援に活用される。さらに、最前線で活動する保健・栄養分野のスタッフが、特に脆弱な状況にある子どもや母親を特定して支援するための手段としても用いられる。
洪水発生以来、ユニセフは国および地方当局と連携し、事前配備していた物資を活用して緊急支援を実施してきた。保健・衛生用品や水の浄化用品の提供、子どもと養育者への心理社会的支援に加え、深刻な被害を受けた子どもたちのために遊具や教材を備えた「子どもにやさしい空間」の設置も進められている。
アクンガ代表は、子どもたちが日常を取り戻し、健康を維持して学びの場に戻るためには、今後数週間から数カ月にわたる継続的な支援が欠かせないとしている。
日本国内での緊急募金受付
公益財団法人 日本ユニセフ協会では、自然災害で被災した子どもたちを支えるため、ユニセフ「自然災害緊急募金」の寄付を受け付けている。
- インターネット(クレジットカード/コンビニ/ネットバンク):https://www.unicef.or.jp/kinkyu/disaster/
- ゆうちょ銀行振替口座:00190-5-31000
- 口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
※通信欄に「自然災害」と明記が必要。窓口での振り込みの場合は送金手数料が免除される。
本記事は公益財団法人 日本ユニセフ協会の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



