フェンシング、アジア選手権で菊池小巻と上野優佳がメダル獲得

2024年6月23日、クウェートで開催されたアジアフェンシング選手権の女子フルーレ個人戦で、日本の菊池小巻選手(セガサミーホールディングス株式会社所属)が銀メダル、上野優佳選手(エアー・ウォーター株式会社所属)が銅メダルを獲得した。

決勝:左 / 菊池小巻

菊池選手は、ワールドランキング(WR)53位で大会に臨み、準々決勝でWR96位のKIM選手(韓国)に15対14、準決勝ではWR19位の上野選手に15対13で勝利した。決勝戦ではWR40位のHONG選手(韓国)に12対15で惜敗したものの、6年ぶり2回目のメダル獲得となった。菊池選手は「久しぶりにアジア選手権の個人戦に出場し、メダル獲得することが出来て自信に繋がりました。最後の決勝では自分のプレーが出来ず悔しさが残りますが、その部分を課題として次に向けてまた頑張ります」とコメントした。

決勝トーナメント:右 / 上野優佳

一方、上野選手はWR19位で大会に臨み、準々決勝でWR21位のBERTHIER選手(シンガポール)に15対8で勝利したが、準決勝で菊池選手に13対15で惜敗した。それでも、2019年(日本大会・銀メダル)、2022年(韓国大会・銅メダル)に続き、3回目のメダル獲得となった。上野選手は「メダルを取る事ができたので安心していますが、悔しい気持ちは強いです。優勝のチャンスがあった中で最後まで集中力を維持する事ができなかったのは自分の弱さだと感じています。団体戦もあるので切り替えて、チームのみんなで4連覇目指して頑張ります」と述べた。

公益社団法人日本フェンシング協会は、両選手の健闘を称えるとともに、今後の活躍に期待を寄せている。