第5回CREA夜ふかしマンガ大賞発表、第1位は松虫あられの林檎の国のジョナに決定
株式会社文藝春秋が発行するライフスタイル誌『CREA』は、9月7日発売の同誌2026年秋号において、第5回となる「CREA夜ふかしマンガ大賞」を発表した。特別選考委員と編集部による選考座談会を経て、松虫あられさんの『林檎の国のジョナ』が大賞となる第1位に選出された。

第1位は松虫あられ『林檎の国のジョナ』に決定

「CREA夜ふかしマンガ大賞」は、仕事や子育てに忙しい大人世代の女性に向け、眠りにつく前のひとときに新しい世界に連れ出してくれる力のある作品を称える賞として2022年秋に誕生した。2025年8月~26年7月に単行本の新刊が発売された(ただし、合計5巻以内)、もしくは雑誌などに最新話が発表された作品を対象としている。

第5回の大賞に選ばれた『林檎の国のジョナ』(双葉社)は、体型へのコンプレックスを抱える25歳のアパレル店員・加藤アリス(通称・ジョナ)が、祖母の住む青森に身を寄せ、林檎農家の青年・正市との出会いや教員という職を通じて居場所を探していく物語。母娘関係やルッキズム、特別支援教育といったテーマを含みながら、主人公のひたむきな姿が描かれる。作者の松虫あられさんは、2013年に徳間書店「COMICリュウ」でデビューし、『鬼娘恋愛禁止令』や『自転車屋さんの高橋くん』などを手掛け、現在は双葉社のwebアクションで同作を連載している。
特別選考委員の講評と受賞者のコメント
今回の特別選考委員には、フリーアナウンサー・俳優の宇垣美里さん、漫画家のつづ井さん、お笑い芸人・ニッチェの江上敬子さんと近藤くみこさんの3組4名を迎えた。宇垣美里さんは「いつでもまっすぐなジョナを応援したくなります」とコメントを寄せたほか、江上敬子さんは偏見を持つ人たちのリアルな描き方を、つづ井さんは多数派の普通からあぶれがちな人に注がれるやさしい目線をそれぞれ評価した。


大賞を受賞した松虫あられさんは、満たされなさとどう向き合えばよいかをテーマに描き始めたとし、「自分が共感できない人やものに対する考え方を、一度立ち止まって考え直すきっかけになれば幸いです」とコメントしている。
選出された上位10作品は以下の通り。
- 『林檎の国のジョナ』松虫あられ/双葉社
- 『復讐が足りない』冬野梅子/講談社
- 『あたらしいともだち かわじろう短編集』かわじろう/マガジンハウス
- 『ドラゴンの胃でおやすみ』西村隆・大橋ユウ/講談社
- 『ふたりバス』豊林サカネ/小学館
- 『鶴子はまだ四十五だから!』邑咲奇/小学館
- 『ウシミツガオ』板垣巴留/秋田書店
- 『友達だった人 絹田みや作品集』絹田みや/光文社
- 『かみちゃんがいればマル』古田青葉/KADOKAWA
- 『君にかわいいと叫びたい』ハッピーゼリーポンチ/KADOKAWA
媒体情報
掲載誌の詳細は以下の通り。CREA WEBでは「夜ふかしマンガ特集」特設ページが開設され、オリジナルコンテンツが公開される予定となっている。
- 雑誌名:『CREA』2026年秋号(季刊:3・6・9・12月 各7日発売)
- 発売日:2026年9月7日
- 特別定価:980円(税込)、電子版:880円(税込)
- 発売元:株式会社文藝春秋(本社:千代田区紀尾井町、社長:飯窪成幸)
- 目次URL:https://crea.bunshun.jp/articles/-/59731
- CREA WEB:https://crea.bunshun.jp/
- 特設ページURL:https://crea.bunshun.jp/list/manga_gp2026
本記事は株式会社文藝春秋の発表をもとに作成。総合電子書籍ストア「ブックライブ」のデータも参照。

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