OliveのLaCauseがGENIAC-PRIZEの国産基盤モデルリストに掲載
生体反応から人の状態を非接触で可視化する技術を手がけるOlive株式会社(愛知県名古屋市、代表取締役:竹内精治)は、同社が開発する「LaCause(ラクーズ)」が「GENIAC-PRIZE 2026」の国産基盤モデル開発事業者リストに掲載されたと発表した。同事業は経済産業省および国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進している。
LaCauseは、非接触で人の生体状態を推定する技術を基盤に日本国内でフルスクラッチ開発された独自モデルである。今回のリスト掲載により、公的な枠組みの中で国内の独自基盤モデル開発事業者として位置づけられた形となる。
「GENIAC-PRIZE 2026」のテーマ1「エッセンシャルワーカーの人手不足解消に資する業務プロセス改革」では、国内で開発された基盤モデル(国産基盤モデル)を活用した開発・実証を行うことが応募要件に設定されている。
今回の事業者リスト掲載に伴い、同テーマに応募する企業は、開発・実証プロジェクトで活用する国産基盤モデルの選択肢の一つとしてLaCauseを利用できるようになる。
人の状態をリアルタイムにデータ化する「LaCause」の特長
LaCauseは、人の状態をリアルタイムにデータ化し、体験やサービス、意思決定を最適化するためのデータ基盤として設計されている。従来の主観アンケートによる事後的なデータ取得とは異なり、行動中の無意識な生体反応を連続的かつリアルタイムな一次データとして観測する点が特徴である。
提供されるデータは時系列で構造化されており、行動データや成果データと結合可能なフォーマットを持つほか、API連携によって既存システムやAIモデルへの統合にも対応している。
実環境への導入領域と今後の展開
LaCauseはこれまでに12業種超・100社以上への導入実績があり、以下の領域で実環境への実装や事業導入が進められている。
- 商業施設・小売店舗:来店客の興味や迷い、没入度、快適度を可視化し、売場設計や導線、演出の改善に活用
- 観光・MaaS・エンターテインメント施設:体験前後における感情や覚醒、回復状態の変化を計測し、体験価値設計や演出評価に活用
- オフィス・研修・会議空間:集中度や疲労、活性度を可視化し、空間設計や研修効果測定、組織改善に活用
- 教育分野:学習中の注意や理解状態を推定し、教材設計や指導改善の基礎データとして活用
- ヘルスケア・ウェルビーイング領域:覚醒やストレス、回復傾向を可視化し、生活環境やサービス評価に活用
同社は今後、小売・EC、健康経営、教育、観光、都市・インフラなどの市場において、AIモデルやパートナー企業とのデータ連携、状態データを前提としたAIソリューションの共同開発、海外展開を進めるとしている。
本記事はOlive株式会社の発表をもとに作成されています。
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