リクエスト、アート思考の変化と実践をまとめた図解レポートを作成
組織行動科学の研究や教育開発を行うリクエスト株式会社は、図解レポート「アート思考は、何を変えるのか」全30ページを作成した。同レポートは、国内外の公開研究と企業実務における判断研究をもとに、アート思考がもたらす変化や、それを仕事の判断・組織学習へとつなげる全体構造を整理している。全30ページのPDF完全版は、電子メールによる申し込みで無料提供されている。

AI時代における問いの重要性とアート思考の位置づけ

生成AIの普及により情報収集や比較、案の作成などは短時間で行えるようになった一方、何を問題とし、何を成果とするかといった「問い」を立てる前提が問われていると同レポートは指摘する。仕事が完了していても判断経験が残らないなど、既存の言葉や指標では捉えきれない現実に対し、前提そのものを問い直す思考実践としてアート思考を位置づけている。

なお、同レポートは公開情報に基づく探索的レビューと企業実務の判断研究をもとに構成されたものであり、網羅的な系統的レビューやメタ分析、普遍的な学術定義を主張するものではないとしている。


レポートでは、アート思考を鑑賞や制作といった活動内容そのものではなく、仕事で観察・検証するための操作的定義として整理している。具体的には、アート思考によって最初に変わるものとして以下の3点を挙げている。

- 新しい現実の見方
- 探究すべき問い
- 価値仮説

これらを通じて生まれた仮説は、そのまま組織の正式な判断基準とするのではなく、事実や法令、安全性、倫理などの境界条件を確認するための足がかりとして扱われる。

探索から責任ある判断と組織学習への接続
同レポートでは、アート思考によって生まれた新しい見方や問いを、責任ある選択や実行へと接続する構造が重視されている。探索の途中で既存基準を早く当てすぎると可能性が損なわれる一方、仕事においては事実による検証、影響を受ける対象の確認、選択肢の検討、最終判断の責任者が不可欠となる。
そのため、探索と判断を分けてその間に移行条件を置き、見方から問い、価値仮説、判断、行動、結果確認、組織学習までを分断せずにつなぐモデルを提示している。代表取締役の甲畑智康氏は、AIによって答えを得ることが容易になるほど、何を問い何を価値とするかの責任が残るとし、日々の仕事における変化として考える材料にしてほしいとしている。
リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、企業で働く成人の行動や判断に関する研究および教育開発を行っている。

- 会社名:リクエスト株式会社
- 代表者:代表取締役 甲畑 智康
- 所在地:東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
- 公式サイト:https://requestgroup.jp

本記事はリクエスト株式会社の発表をもとに作成。
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