水戸室内管弦楽団、ピンカス・ズーカーマンとの初共演公演を2026年10月に開催へ
水戸室内管弦楽団(MCO)は、2026年10月23日と24日に水戸芸術館 コンサートホールATMで定期演奏会を開催する。同公演では、世界的に活躍する音楽家のピンカス・ズーカーマンを指揮・ヴァイオリンに迎え、楽団との初共演を果たす。プログラムは、2027年に没後200年を迎えるベートーヴェンの作品のみで構成される。
楽団初のレパートリーを含むオール・ベートーヴェン・プログラム

今回の定期演奏会では、ベートーヴェンの青年期の作品と傑作協奏曲が披露される。演奏曲目は、1800年から1801年にかけて作曲されたバレエ音楽《プロメテウスの創造物》作品43 序曲、同じく1800年に作曲された交響曲第1番 ハ長調 作品21、そしてヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61の3曲である。

このうちヴァイオリン協奏曲は、水戸室内管弦楽団にとって初のレパートリーとなる。19世紀のヴァイオリニストであるヨーゼフ・ヨアヒムが愛奏したことでも知られる同曲を、ズーカーマンの独奏と指揮によって演奏する。
指揮と独奏を務めるピンカス・ズーカーマン
ピンカス・ズーカーマンは、50年にわたりヴァイオリン奏者、ヴィオラ奏者、指揮者、室内楽奏者として国際的に活動を続けている。グラミー賞ノミネート作を含む多数の録音を残しているほか、近年ではズービン・メータ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やラハフ・シャニ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団との共演、シンフォニア・ヴァルソヴィアとのスペイン・ツアーなどを行っている。
これまでにカナダのナショナル・アーツセンター・オーケストラ音楽監督、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、アデレード交響楽団アーティスト・イン・アソシエーションを歴任した。現在はダラス交響楽団芸術・首席教育パートナーとして、南メソジスト大学メドーズ音楽院でも教育活動に携わっている。
水戸室内管弦楽団の歩みと今回の出演者
水戸室内管弦楽団は1990年、水戸芸術館の専属楽団として初代館長の吉田秀和の提唱により設立された。2013年からは館長に就任した指揮者の小澤征爾が総監督を務め、存命中の2024年2月までその任にあった。世界各地から集まる演奏家による定期演奏会のほか、日本人作曲家への委嘱作品の初演や主要レーベルからの録音リリース、ヨーロッパ公演などを重ねてきた。
2026年9月4日時点で発表されている出演メンバーは以下の通り。
- 指揮・ヴァイオリン:ピンカス・ズーカーマン
- ヴァイオリン:フェデリコ・アゴスティーニ、東珠子、荒井ひかる、大宮臨太郎、小栗まち絵、佐份利恭子、ジュリアン・ズルマン、竹澤恭子、田中綾子、田中直子、豊嶋泰嗣、中村静香、西野ゆか
- ヴィオラ:川﨑雅夫、川本嘉子、鈴木学、店村眞積
- チェロ:荒庸子、上村昇、辻本玲、横坂源
- コントラバス:池松宏、助川龍
- フルート:岩佐和弘、セバスチャン・ジャコー
- オーボエ:シモン・ゾンマーハルダー、南方総子
- クラリネット:中ヒデヒト、ヴィトール・フェルナンデス
- ファゴット:鹿野智子、吉田將
- ホルン:熊井優、日髙剛
- トランペット:服部孝也、若林万里子
- ティンパニ:竹島悟史

公演概要とチケット情報

公演の日時およびチケット情報は次の通りとなっている。
- 日時:2026年10月23日(金)18:30開場/19:00開演、2026年10月24日(土)14:30開場/15:00開演
- 会場:水戸芸術館 コンサートホールATM(茨城県水戸市五軒町1-6-8)
- 料金(全席指定):S席8,000円、A席6,500円、B席5,000円、U-25 2,500円(未就学児は入場不可)
- チケット窓口:水戸芸術館エントランスホール内チケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休館)
- チケット電話予約:水戸芸術館チケット予約センター(029-231-8000、9:30〜18:00、月曜休館)
- チケットWEB販売:https://www.arttowermito.or.jp/ticket/
本記事は水戸芸術館の発表をもとに作成。
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