ウポポイ、阿寒湖アイヌコタンとの交流イベント伝統ト革新展を9月19日から開催へ
北海道白老町の民族共生象徴空間「ウポポイ」で、2026年9月19日から10月4日まで、阿寒湖アイヌコタンとの交流イベント「伝統ト革新展 2026」が開催される。公益財団法人アイヌ民族文化財団が運営する同施設での開催は2022年から毎年行われており、今年で5回目を迎える。阿寒湖アイヌコタンの歴史を切り拓いてきた先人(フチ・エカシ)たちの歩みを紹介する展示を中心に、音楽やワークショップ、食を通じたプログラムが展開される予定だ。
同財団は、アイヌ文化の伝承・復興・発信の拠点施設であるウポポイと、伝承活動が盛んな阿寒地域を結びつけ、それぞれの長所を活かすことでアイヌ文化の理解促進と情報発信の多様化を目指している。
先人の足跡をたどる特別展示やライブ配信ステージ
期間中は「フチ・エカシ展」として、阿寒湖アイヌコタンの伝統と革新を支えた先人たちの足跡をたどる特別展示が行われる。一般社団法人「阿寒アイヌコンサルン」の認証プロダクトや、阿寒湖のアイヌアーティストによる作品が展示され、土日祝日限定で作品の販売も実施される。
9月26日14時からは「阿寒湖アイヌ プレミアムLIVEセッション」が開催される。結城幸司氏、Pete氏、阿寒口琴の会が出演し、語りと音の特別ステージをライブ配信する。会場での観覧は事前申込みによる抽選制となっており、申込方法は公式Instagram(@akankoainu_dentou_to_kakushin)で案内される。
暮らしの知恵を学ぶ体験企画と限定コラボ料理
体験型のプログラムも複数用意されている。9月26日と27日には、阿寒湖アイヌガイドの秋辺デボ氏による「クチャ制作実演」が行われ、アイヌが狩猟などで山に入った際に作られた仮小屋「クチャ」の制作を通じて、自然と共生してきた暮らしの知恵や文化に触れることができる。10月4日13時30分からは、阿寒湖アイヌガイドの廣野洋氏の解説とともにポロトの森を歩き、アイヌ文化と自然の関わりや植物の伝承を学ぶ散策ツアーが開催される。
また、10月3日と4日の各日11時30分および12時30分からは、合同会社katak(貝澤昌幸氏)と阿寒アイヌコンサルン(廣野洋氏)のコラボレーションによるアイヌ料理を提供。「特製ポネオアウラーメン」と「プクサおにぎり」が数量限定で用意される。


ウポポイは、アイヌ文化の復興・創造等の拠点として2020年7月12日に開業した施設。道内初の国立博物館である「国立アイヌ民族博物館」、体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」、「慰霊施設」で構成されている。
- 所在地:北海道白老郡白老町若草町2丁目3
- 入場料(税込):一般大人1,200円、一般高校生600円、中学生以下無料(20名以上の団体料金あり。有料体験プログラムや博物館特別展示の料金は別)
- 開園時間:9:00〜18:00(時期により変動あり)
- 閉園日:月曜日(祝日の場合は翌日以降の平日)、12月28日〜2027年1月4日、2月27日〜3月8日(特別な開園日あり)
- アクセス:JR白老駅から徒歩約10分、新千歳空港から高速道路または列車利用で約40分
本記事は公益財団法人アイヌ民族文化財団の発表をもとに作成。
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