納品先情報共有プラットフォーム ノキコレに東京流通センターが掲載開始
株式会社canuuが提供する納品先情報プラットフォーム「ノキコレ」に、株式会社東京流通センター(TRC)の施設情報が掲載されました。
今回の掲載により、TRC施設における軒先情報や納品・集荷方法がデジタル上で一元化され、物流事業者が事前に確認できるようになります。納品プロセスの効率化や、TRCおよび入居テナントの問い合わせ対応負担の軽減を目指します。


軒先情報の未整備と物流業界の課題が背景
物流センターの集荷・納品プロセスの管理や運営において、作業手順や物流動線といった「軒先情報」の未整備による課題が顕在化しています。軒先情報は施設ごとに異なり、情報の粒度や伝達方法が統一されていないため、配送車両が場所を見つけられずに遅延が発生するなど、施設やテナント側の管理負担が増加する要因となっていました。

さらに、2024年4月に施行されたトラックドライバーの時間外労働規制により配送時間が制限されるなか、配送先の特定に時間を取られることによる安全確認の省略や配送遅延のリスクが懸念されています。NX総合研究所のレポートによると、人手不足により2030年には現状より約30%の貨物が運べなくなると予測されており、経験の共有が難しくなることによる配送トラブルの増加も懸念されています。
TRCの集荷・納品情報をデジタル上で一元化

今回の取り組みにより、TRC施設の軒先情報、納品方法、集荷方法などがWebブラウザのほか、canuuが提供する配送ドライバー特化SNS「ドラトーク」や軒先情報・納品カルテ電子化サービス「ノウカル」から閲覧可能となります。また、TRCの公式ホームページにもアクセス導線が設置されます。
ノキコレは各施設ごとに個別URLを発行し、施設管理者が直接提供した情報を掲載するプラットフォームです。正確な情報を提供することで、物流業者が信頼性の高いデータをもとに配送計画を立てられる環境を整えます。
配送効率化と施設側の負担軽減へ
情報の一元化により、物流事業者は初めて訪問する施設でも事前に情報を確認し、スムーズな集荷・納品が可能となります。施設側にとっても、警備員の業務負担軽減や周辺道路での車両待機・渋滞の緩和、テナントへの納品トラブルの減少といった効果が期待されています。
関連企業概要
- 株式会社canuu
- 代表者:永井新、濱田崇裕
- 所在地:東京都中央区新富1-15-14 相互新富ビルディング 202・203・204
- 設立:2019年7月
- URL:https://canuu.jp/
- 事業内容:配送ドライバー向けSNS「ドラトーク」、納品手順書管理SaaS「ノウカル」、軒先情報プラットフォーム「ノキコレ」の展開など
- 株式会社東京流通センター
- 所在地:東京都大田区平和島
- 設立:1967年
- 概要:物流施設4棟(総延床約12万坪)、オフィスビル2棟、イベントホール等の運営・管理を行う不動産賃貸企業。物流課題解決のための「TRC LODGE」などを運営
本記事は株式会社canuuの発表および「NX総合研究所:(レポート)日本の物流を取り巻く課題と将来への指針」をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



