とはなす、山梨県の実証実験事業に採択 医療機関の看護職員向け職場改善を検証へ
神奈川県横浜市に本社を置くとはなす株式会社は、山梨県が実施する「第11期TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」に採択された。同社は自社の職場環境改善プラットフォーム「toHANAS」を活用し、県内の医療機関を対象に看護職員が働き続けられる職場づくりを支援する実証実験を行う。シフト勤務や業務多忙により把握が難しい医療現場の課題可視化と改善を目指す。
実証実験サポート事業採択の背景
山梨県が実施する「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」は、最先端技術やサービスを有する企業などに対し、県全域を実証実験のフィールドとして提供する取り組みである。自治体職員による伴走支援や県内企業・団体とのマッチング、実証経費の支援などを通じて、最先端技術により新たな価値を生み出す「オープンプラットフォーム山梨」の構築を目指している。
医療現場では人材の確保や定着が課題となる一方、多忙さやシフト勤務の影響から、管理者が職員個々の状況や職場の課題を十分に把握しにくい状況がある。とはなすは本事業を通じて、看護職員が働き続けられる職場づくりの支援に取り組む。
医療機関における実証実験の概要
実証実験では、職場環境に関するサーベイを実施し、職員の業務への意欲や納得感、負担感、職種間の連携状況などを把握する。一部の医療機関では国家資格キャリアコンサルタントによる第三者面談も行い、数値では捉えにくい現場の声や背景を認識する。
得られた情報は個人が特定されない形で集約・分析したうえで、現場の実態を捉える判断指標を用いて医療機関ごとの組織課題や優先事項を整理する。実施方法による得られる情報の違いや、具体的な職場改善への接続方法を検証する方針である。なお、実証内容や規模は関係機関との調整により変更となる場合がある。
- 実証期間:2026年9月~2027年2月(予定)
- 実証場所:山梨県内の医療機関
- 対象:山梨県内医療機関3施設程度の看護職員など(約400名を想定)
- 実施内容:職場環境に関するサーベイ、第三者面談、組織別の分析、医療機関別レポートの作成・共有
- 検証内容:職場課題の可視化、現場の声の把握、優先課題の特定、改善アクションへの接続
職場環境改善プラットフォーム「toHANAS」
実証に用いられる「toHANAS」は、サーベイと第三者との対話を通じて働く人それぞれの気づきと組織課題を可視化し、継続的な職場環境改善につなげるプラットフォームである。国家資格キャリアコンサルタントとのオンライン面談や面談後の記録、匿名化・集約した組織レポートなどを通じて、働きがいの向上や人材定着を支援している。
会社概要
- 会社名:とはなす株式会社
- 代表者:代表取締役 下平 光明
- 所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 オーシャンゲートみなとみらい8F
- 事業内容:対話とサーベイを活用した職場環境改善支援
本記事はとはなす株式会社の発表をもとに作成。
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