レノボ、パーソナルAIのQira対応を16GBメモリPCやスマートウォッチへ拡大
レノボは2026年9月3日、ドイツ・ベルリンで開催された「Lenovo Innovation World 2026」において、パーソナルAI「Lenovo & Motorola Qira」の対応デバイスや連携アプリ、提供市場をさらに拡大すると発表した。従来は大容量メモリ搭載モデルに限定されていた対象PCを16GBメモリ搭載モデルへ広げるほか、初のウェアラブルデバイスとなる「moto watch ultra」への統合などを進める。なお、日本市場での提供時期および提供状況は未定としている。
対象PCを16GBメモリ搭載モデルへ拡大、ウェアラブルにも初対応
Lenovo & Motorola Qiraは、対応するレノボおよびモトローラのデバイス間でシームレスに機能するよう設計されたパーソナルAIである。今回の発表により、対象となる16GBメモリ搭載のレノボ製PCでも利用可能となり、対象ユーザーは同社Webサイトからのダウンロードで利用できるほか、今後は対応デバイスへのプリロードも予定されている。
また、Android 17へのアップグレードに伴い、一部のedge、signature、razrシリーズを含む対象Motorolaデバイスへ順次対応を広げる。さらに、初の対応ウェアラブルデバイスとして「moto watch ultra」にも統合され、手首を上げるか「Hey Qira」と話しかけることで、デバイス間で保持された情報を活用した質問や情報取得が可能になる。
レノボのAI Ecosystem担当Vice Presidentであるダン・デリー氏は、パーソナルAIについて、ユーザーにとって何が重要かを理解しデバイス間をシームレスに移動しながら次のステップを支援する存在であるべきだとした上で、「今回の進化によって、個々のユーザーを中心に設計されたインテリジェンスを通じて、そのビジョンの実現に一歩近づきます」と述べている。
WorkatoやNotionとの協業で日常アプリとの連携を強化
アプリやサービスとの連携面では、Workatoとの新たな協業を通じて、Gmail、Google Calendar、Google Contacts、Slack、Outlook Mail、Outlook Calendarなどとの連携を拡大する。これにより、予定変更やメッセージの更新があった場合でも複数アプリを個別に開くことなく、「Catch Me Up」機能を用いて同一インターフェース上で確認し、操作を実行できるようにする。
あわせてNotionとの協業およびPerplexityとの連携拡大も行われる。ユーザーはNotionアカウントを接続してプロジェクト情報の呼び出しや編集が行えるほか、Perplexityとの連携拡大により高度なリサーチや関連ビジュアル資料の取得が可能になる。
プライバシーとセキュリティの面では、ハイブリッド型のローカルファースト・アーキテクチャを採用し、対応時はデバイス上での処理を優先する。パーソナルナレッジベースに追加された情報は暗号化されてローカルに保存され、クラウド処理が必要な場合のみプロンプトと関連コンテキストを暗号化通信で送信する仕組みをとっている。
Lenovo & Motorola Qiraは現在6言語に対応しており、今後は対応言語の拡大に加え、2026年末までにさらに多くのデバイスファミリーやフォームファクターへ提供を拡大する計画である。なお、各機能の提供状況や時期、利用可否はデバイス、地域、市場、構成、プラットフォームなどによって異なる場合がある。
- 売上高:830億米ドル
- 展開市場:180市場
- 拠点:世界で20を超える研究開発拠点、11市場にまたがる30以上の製造拠点
- 上場市場:香港証券取引所(HKSE:992/ADR:LNVGY)
本記事はレノボの発表をもとに作成されています。
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