Dellows News

FlashLabs、OrcaRouterで最新フロンティアモデル3種を提供開始

FlashLabs株式会社は、米国のAI研究機関Continuum AIが開発し、同社が日本市場向けに独占提供するAI推論ゲートウェイ「OrcaRouter」において、最新のフロンティアモデル3種の提供を開始した。

新たに対応したのは、Googleの「Gemini 3.8 Flash」、Alibabaの「Qwen3.8 Max(0902)」、Anthropicの「Claude Fable 5.1」である。いずれも100万トークンの長文コンテキストに対応し、OpenAI互換のAPIを通じて単一の窓口から利用できる。

新たに追加された3モデルの特徴と料金

今回提供が開始された3モデルは、いずれも100万トークンの長文処理に対応している。料金は100万トークンあたりのプロバイダー定価が適用され、OrcaRouter側による価格の上乗せ(マークアップ)はない(2026年9月3日時点、FlashLabs確認)。

  • Gemini 3.8 Flash(Google):Flashシリーズで最も高い性能を持つモデルとされている。ソフトウェア開発や自律的にタスクを進めるエージェント、複数段階の推論において前モデルから性能が向上した。テキスト、画像、動画、ファイル、音声の入力に対応し、最大出力は65,536トークン。料金は入力0.75米ドル、出力3.75米ドル。
  • Qwen3.8 Max(0902)(Alibaba):フラッグシップモデル「Qwen3.8 Max」の更新版(9月2日付)を固定したモデル。テキスト、画像、動画の入力に対応し、最大出力は131,072トークン。挙動を固定したい開発や検証用途に適している。料金は入力2.00米ドル、出力6.00米ドル。
  • Claude Fable 5.1(Anthropic):同社の最上位クラスに位置づけられる新モデル。エージェント型のコーディングや自律的な作業、知識業務に向けた性能を備え、最大出力は128,000トークン。料金は入力10.00米ドル、出力50.00米ドル。

提供の背景とAPI共通化のメリット

AI各社によるフラッグシップモデルの発表が相次ぐなか、開発現場ではモデル選定の手間や、モデル追加に伴うAPIの改修が課題となっている。

OrcaRouterは、OpenAI互換のAPIを備えることで、エンドポイントやリクエスト形式を変更することなく各社の最新モデルへ切り替えられる環境を提供している。これにより、アプリケーション側の改修コストを抑えながら新しいモデルを導入することが可能となる。

最適なモデルを自動で選定するルーティング機能

OrcaRouterでは、モデル指定を「orcarouter/auto」に設定することで、リクエストの難易度に応じて最適なモデルを自動的に選択する機能も備えている。簡単な処理には高速・低コストなモデルを割り当て、高度な処理には高性能モデルを割り振る仕組みとなっている。

さらに、会話の途中で不要なモデル切り替えを防ぎキャッシュを効かせる「Cache-Aware Stickiness」や、会話の難易度が上がった際により高性能なモデルへ自動で切り替える「Frontier Escalation」といった機能を備え、コストと性能の最適化を図っている。

関連組織の概要

FlashLabs株式会社

  • 所在地:東京都千代田区一番町10番8号
  • 代表者:代表取締役 細井洋一
  • 設立:2023年7月
  • 事業内容:AI応用研究、営業・CXの自動化・自律化支援、OSS音声モデル「Chroma」の開発
  • URL:https://www.flashlabs.ai/

Continuum AI

  • 概要:基盤インフラを開発する米国の研究機関、OrcaRouterの開発・提供元
  • URL:https://www.continuum01.ai/

本記事はFlashLabs株式会社の発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間