プエンテ 数学の仕組みからミニマル音楽を自動生成するWebサービスを提供開始
総合AIコンサルティングなどを手がける株式会社プエンテは、数学的な仕組みを用いてミニマル・ミュージックを自動生成するWebサービス「Minimal Music Maker」の提供を開始した。コンウェイのライフゲームとオイラーの等式を組み合わせ、ブラウザ上で楽曲を生成・再生できる仕組みとなっている。会員登録は不要で、30件までのパターン保存は無料で行える。
数学的な規則により楽曲を自動生成
Minimal Music Makerは、セル・オートマトンの一種であるコンウェイのライフゲームと、オイラーの等式(e^(iπ)+1=0)という2つの数学的な仕組みを採用したWebアプリケーションである。
メロディ3声部とドラム1声部の計4声部で独立したライフゲームの盤面が動作し、セルが誕生した瞬間を音に変換することで、自己組織的にフレーズが生成される。また、オイラーの等式に基づいて角度θが段階的に進行し、等式が成立する瞬間(θ=π)に全声部が同時にリセットされるほか、音色フィルターが変化することで楽曲に循環やうねりを与える。
18種類以上の音色選択や共有機能を搭載
メロディ声部には木琴、オカリナ、箏、ピアノ、シンセサイザーなど18種類以上の音色が用意されている。ドラム声部も4タイプから選択でき、BPM、音量、グルーヴ、ディレイ、リバーブなどの調整が可能となっている。
作成した楽曲は、盤面パターンやエフェクト設定を含めたURLを発行して共有できる。生成された楽曲は複製や販売などの商用利用を含めて利用可能とされているが、アルゴリズム生成物の著作権法上の位置づけについては国や解釈により見解が分かれる論点であるとして、利用規約の確認を促している。
料金体系は、会員登録不要の無料プラン(パターン保存30件まで)と、月額980円のProプラン(パターン保存300件まで)が用意されている。
プエンテは、膨大な学習データから楽曲を生成する一般的な生成AIとは異なり、数式や生成規則を用いて音を生み出すプロセスそのものに焦点を当てて本サービスを開発した。代表取締役社長の保科一男氏は、生成AIによる音楽制作が広まる中で、あえて人間より先から存在していた数式の秩序を音に変換する試みとして形にしたと説明している。
同社は今後も「Puente Micro SaaS」シリーズを通じて、数学的アルゴリズムとAIを組み合わせたクリエイティブツールの開発に取り組む方針である。
- サービス名:Minimal Music Maker
- サービスサイト:https://minimalmusic.puente-saas.com/
- 対応デバイス:Webブラウザ(スマートフォン、PC)※iPhoneはサイレントスイッチOFFで再生可能
- 開発者:保科一男
- 提供元:株式会社プエンテ(所在地:埼玉県所沢市、代表取締役:保科一男)
本記事は株式会社プエンテの発表をもとに作成。
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